インドネシアでのお金&両替

ジャカルタ観光でキャッシングが両替より便利でお得な理由

海外で現地通貨を調達するにはクレジットカードを使ったキャッシングが便利でお得です。ATMがすぐ見つけられるジャカルタではなおさらです。

この記事では海外ATMを活用したキャッシングに関する説明や、利息をさらに下げる方法、海外キャッシングで使えるおすすめクレジットカードをご紹介しています。

海外旅行で現地通貨を調達できるのは両替所だけではない

現地通貨を手に入れるために一番一般的なのは日本円の現金を両替する方法です。

ジャカルタの場合は「治安の問題」や、「最大紙幣が1,000円程度の価値しかないため財布が膨れてしまう」という状況もあり、一度に大量の現金を両替して持ち歩くのはおすすめできません

そのため、細かく両替すると現地通貨が足りなくなる度に両替所を探すことになりますが、必要な時に近くに信頼できる両替所があるとは限りません。

両替所はいざ必要な時に近くにあるとは限らない。

その場合、ホテルで両替する方もいますがホテルでの両替は割高で損をします。

わざわざ交通費と時間をかけて信頼できる両替所へ向かうのも、損をするのを知りながらホテルで両替をするのも得策とは言えません。

そこで活躍するのがATMです。

海外で現地通貨を調達するには現地ATMを活用するのが便利でお得です。

 

国際仕様のATMがすぐに見つけられるジャカルタ

いまだに地方都市へ行くとATMを探すのに手間取ることもあるインドネシアですが、ジャカルタは別です。

あらゆるコンビニにATMが入っていますし、大きなオフィスビルの下やショッピングモールの中にも各銀行のATMセンターが設置されています。

ジャカルタにはATMが各所に設置されている。

 

ATMで現地通貨を引き出す方法

いくらレートの良い両替所があったとしても、両替所までの移動費用を考えるとATMから現地通貨を引き出した方が安くつく場合がほとんどです。

ATMから現地通貨を調達するには、「国際キャッシュカード」と「クレジットカード」の2つの方法があります。

結論から書くと、「クレジットカード」の方がお得です。

 

国際キャッシュカードの場合

国際キャッシュカードとは「日本国内口座にある日本円を現地の提携ATMで”現地通貨で”引き出すことができるキャッシュカード」のことです。

国際キャッシュカードにはPLUSのマークがついており、このPLUSマークがついているATMであれば利用可能です。

ただ、自分のお金を引き出すとは言え日本のように無料ではありません

引き出し手数料が発生する場合もありますし、発生しなかったとしても為替レートに手数料が上乗せされます。

この上乗せ手数料が結構な設定となっています。主な国際キャッシュカードの手数料設定は下記のようになっています。

発行機関 レート 引き出し
手数料
年会費
(税込)
三井住友銀行
(VISAデビット)
VISA円為替レートに+3%
※利用金額の0.25%を
自動キャッシュバック
108円 無料
三菱東京UFJ銀行
(VISAデビット)
VISA円為替レートに+3%
※利用金額の0.2~0.5%を
自動キャッシュバック
108円 無料
楽天銀行
(VISA/JCBデビット)
VISA/JCB円為替レートに+3.024% 無料 VISA 1029円
JCB 無料
新生銀行 VISA為替レートから+4% 無料 無料
イオンカード
(WAON一体型)
VISA/JCB為替レートに+1.60% 216円 無料
ソニー銀行
(VISAデビット)
VISA円為替レートに+1.76% 216円 無料
住信SBIネット銀行 提携機関米換算レートに+3% 216円 無料

 

例えば実勢レートに加えて+4%が加算される新生銀行だとこのようになります。

【例】2,000,000 ルピア を新生銀行の国際キャッシュカードで引き出した場合

  • 換算レート/1ルピア=0.01円⇒合計20,000円
  • 加算後レート/1ルピア=0.0104円⇒合計20,800円
  • 手数料円+現地ATMチャージ なし
  • 総合計 20,800円

⇒約2万円弱の両替コストは800円。

上乗せレートが+1.6%と低く設定されているイオンカードの場合はこうなります。

【例】2,000,000 ルピア をイオンカードの国際キャッシュカードで引き出した場合

  • 換算レート/1ルピア=0.01円⇒合計20,000円
  • 加算後レート/1ルピア=0.01016円⇒合計20,320円
  • ATM手数料=216円
  • 手数料円+現地ATMチャージなし
  • 総合計 20,536円

約2万円弱の両替コストは536円。

ATM手数料がかかりますが、新生銀行よりも調達コストが安く済みます。

 

クレジットカードキャッシングの場合

キャッシングというと借金のイメージが強く、拒絶反応を示す方もいますが、海外旅行慣れしている方や海外在住者の間では現地通貨を調達する方法としてポピュラーです。

扱い的には買い物でクレジットカードを通常利用することと何ら変わりはありません。現金で受け取るか買い物の物品を受け取るかだけの違いです。

海外でキャッシングをした場合はその時の実勢レートが適応されるため、非常にフェアなレートで現地通貨を調達できます。キャッシングなので利息はかかりますが、国際キャッシュカードよりお得なことがほとんどです。

例えば一般的なクレジットカードである三菱UFJニコスカードの場合は下記のようになります。

【例】2,000,000 ルピア を三菱UFJニコスで海外キャッシングした場合

  • 換算レート/1ルピア=0.001円 年率/18% 返済日/40日後
  • 加算レートなし
  • 利息395円+現地ATMチャージ なし
  • 総合計 20,395円

⇒約2万円弱の両替コストは395円

利息を含んでも国際キャッシュカードを使った場合より安く済みます。

 

繰り上げ返済でさらに安く

キャッシングをする場合は「繰り上げ返済」という仕組みを使うことでさらに利息を下げることができます。

指定の支払日よりも先に返済してしまうことで、借入期間を短くして利息が下がる仕組みです。

  1. カード会社に電話連絡
  2. 利息計算後の支払金額と振込み口座情報をもらう
  3. 振り込む

という流れが一般的です。

クレジットカードによってはネット上だけで繰り上げ返済が完結してしまうカードもあります。

 

海外キャッシングの際の注意点

非常に便利な現地キャッシングですが、利用する際に注意点もあります。

 

ATM手数料

カードによっては現地ATM手数料が発生するものもあります。

ただ、手数料が発生したとしても国際キャッシュカードで引き出したり、交通費をかけて両替所へ行く場合よりは安く済む場合がほとんどでしょう。

手数料がかかるかどうかを理解していれば問題ありません。

 

現地ATMのオーナーチャージ

オーナーチャージというのはカード発行機関が徴収する手数料ではなく、ATM設置者が任意で設定する手数料です。

ただ、この費用は使ってみなければわからないのであまり気にしすぎてもしょうがありません。発生する場合は利用途中にATMに表示される場合がほとんどです。

オーナーチャージが発生しないATMも多くあります。

 

返済条件

カードによっては返済方法が勝手にリボ払いに設定されていたり、さらに後から変更できなかったりという場合もあります。

リボ払いになった場合は借入期間が延びるのでその分利息が膨らみます

利用する前に必ずご自身のカードのキャッシング条件を確認してください。

 

海外旅行のキャッシングでおすすめの年会費無料クレジットカード

すでにクレジットカードを持っている場合は海外キャッシングの使用条件を確認した上で使いましょう。

「まだクレジットカードが無い」、もしくは「海外旅行キャッシング用に作っておきたい」という方には下記のカードを推薦します。

いずれも、発行手数料と年会費無料のクレジットカードです。

 

リクルートカード [star rating=”5″]

【主な特徴】
・年会費永年無料
・海外ATM手数料完全無料
・電話受付後、国内のATMから繰り上げ返済可

リクルート社の発行するカードで、年会費無料のカードとしては最高という声もあるほどのカードです。

年会費永続無料はもちろんですが、このカードの素晴らしいところは「海外ATM手数料無料」の点。

まさに海外旅行キャッシング向けのカードです。

一つデメリットがあるとすれば繰り上げ返済の際に電話で手続きをしなければならない部分です。

ただ、海外旅行の場合は数日で日本へ戻るので、帰国後に国内から電話するくらいはたいした手間にはならないでしょう。

海外旅行するのであれば一枚持っておきたいカードです。

▶リクルートカード公式

 

エポスカード [star rating=”4.5″]

【主な特徴】
・年会費永年無料
・海外にいながらオンラインで繰り上げ返済可

海外キャッシングといえばエポスと言われるほど海外キャッシングに有利なカードです。

年会費が無料はもちろん、このカードの素晴らしいところは「海外にいながらオンラインで繰り上げ返済が可能」な点です。つまり、利息を最小限に縮小できます。

ネット上での繰り上げ返済サービス、Pay-easy(ペイジー)に対応しています。

エポスネットというWeb上の管理システム内で、提携銀行を選択し、提携先金融機関のオンラインバンキングから振り込むことができます。

そんな海外キャッシングのためにあるようなエポスカードですが、一つデメリットがあるとすればATM手数料が216円(税込)かかることです。

ただ、このエポスカードは無料カードの中では海外旅行保険が最も充実している、という特徴もあります。

旅行保険部分のカバーも含めて持っておいても損はないカードです。

▶エポスカード公式

 

まとめ

海外でクレジットカードを使うのは怖いという方もいるかもしれません。

確かに紛失やスキミングに対する不安もあるかもしれません。

しかし、クレジットカードには発行した瞬間に不正利用に対する保険がついており、毎月利用額をチェックしていれば不正があった場合でも補償されます(※)。

※蛇足ですが管理人は過去に海外でクレジットカードを2回紛失しました。

ちなみに現金の場合は当たり前ですが失うと返ってきません。ましてやインドネシアで財布を落としたとなれば諦めるしかありません。

その辺りを考慮すると大金を持ち歩いて両替しながら旅するより、最低限の現金を持ち歩きながら必要に応じてATMでキャッシングしていく方が安全です。

ABOUT ME
jakameshi
ジャカルタ飯の主宰です。ジャカルタ在住で奥さんはインドネシア人。生活・仕事・観光・ご飯・国際恋愛…。守備範囲は広いです。最近はYoutubeチャンネル(ジャカメシちゃんねる)も始めました。ぜひチャンネル登録お願いします。
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