ジャカルタには世界中から5つ星ホテルブランドが集まっています。
しかしジャカルタの高級ホテル選びで難しい点は、見かけと実際のサービスのギャップを見極めることです。
ジャカルタの5つ星ホテルは雑な言い方をするとかなり「ピンキリ」です。
また、旅行者や出張者にとって難しいのは場所選びです。
最高のホテルでも想定外の渋滞に連日巻き込まれるようでは観光も仕事も進みませんよね。
この記事では管理人が現地で聞いた滞在者の感想を元に、本当におすすめできるジャカルタの5つ星ホテルをピックアップしてご紹介します。
本記事の目次
ジャカルタでおすすめの5つ星ホテル ベスト6
マンダリンオリエンタル

ジャカルタで滞在するならば中心部のタムリン・スディルマンエリアが大変便利です。その中でも5つ星ホテルとして人気なのがマンダリンオリエンタルジャカルタです。
ジャカルタのまさに中心に位置しており、マンダリンオリエンタルの象徴でもある扇形のブランドロゴはこのエリアの景色の一部をなしています。
建物自体は新しくはありませんが、逆に建物の古さを活かしながらクラシカルでオリエンタルな雰囲気となっています。

客室から見ることができる大きなロータリーは、ブンダランハイと呼ばれるジャカルタの象徴的な場所です。夜ともなれば集まる自動車のライトやオフィスビルが美しい夜景を織りなします。

渋滞とオフィスビルが生み出す夜景はまさに激動のジャカルタを表現する光景で、ジャカルタのイメージ写真としてもよく使われます。
周辺には「スリブラサ」のような有名なインドネシアレストランもありますし、少し歩道橋を歩けば高級ショッピングモールの「プラザインドネシア」や「グランドインドネシア」へ出ることもできます。
また、東西南北どこへでも出ることができるためあらゆる目的の旅に対応できます。
ホテル前のタムリン通りは毎週日曜日の午前中は歩行者天国となります。もし滞在日が日曜日となった場合はローカルの雰囲気を楽しんでみるのも良いでしょう。
実際の宿泊料金は普段お使いのホテル予約サイトでご確認ください。
グランドハイアットジャカルタ

タムリン・スディルマンエリアで宿泊者から高い評価を得ているもう一つの5つ星ホテルがグランドハイアットジャカルタです。
マンダリンオリエンタルとは逆側の道路に面しており、上述の「プラザインドネシア」とは直結しています。その分マンダリンオリエンタルよりもさらに立地環境が良いと言えるかもしれません。
マンダリンオリエンタルの内装がクラシックな雰囲気に対し、グランドハイアットはややゴージャスな作りとなっています。勢いのあるジャカルタ中心地の雰囲気を象徴するかのようなホテルです。

また、マンダリンオリエンタルと同じくブンダランハイを客室から望むことができます。

プラザインドネシアのオフィス棟最上階にはジャカルタを代表するスカイラウンジバーの「クラウドラウンジ」というお店があります。
グランドハイアット内のレストランやバーも充実していますが、もしこちらに滞在される場合はジャカルタの夜景を見ながらクラウドラウンジでひと時を楽しむのも旅の思い出となるでしょう。
実際の宿泊料金は普段お使いのホテル予約サイトでご確認ください。
リッツカールトンジャカルタ パシフィックプレイス

スディルマンエリアから少し南へ下ると「SCBD(エスチェーベーデー)」と呼ばれる新興開発地帯があります。
SCBDエリアの中心に高くそびえ立つのがリッツカールトンパシフィックです。リッツカールトンはジャカルタに2つありますが、こちらは2つめのホテルです。

ホテル内は現代的なアメリカンスタイルで、屋内プールからサンテラス、ジャグジーから指圧センターまですべてがホテル内に揃っています。

サービスも世界のリッツカールトンクオリティ。価格が他ホテルよりも若干高いにも関わらずリピーターが多いことが品質を証明しています。
ホテルはジャカルタ市内でも最高級の富裕層向けショッピングモール「パシフィックプレイス」へ隣接しています。セキュリティも厳重であり、ジャカルタ市内で最も安全な地帯と言っても過言ではありません。

SCBDエリアは道路や歩道がキレイに整備されており、ジャカルタでは唯一気持ちよく散歩ができるエリアです。
また、夜はジャカルタ富裕層の若者をターゲットとした最先端のレストランやミュージッククラブが営業しています。
館内ですべてが簡潔する最高レベルのホテルですが、せっかくリッツカールトンパシフィックに宿泊するのであればSCBDエリアに繰り出してみるのも良いでしょう。
実際の宿泊料金は普段お使いのホテル予約サイトでご確認ください。
ラッフルズジャカルタ

ラッフルズジャカルタは2015年に3月にオープンしたばかりの新しいホテルです。
通常オープンしたばかりのホテルというのは品質が安定しないものですが、ラッフルズジャカルタの場合は違います。
オープン当初から宿泊者の評価が高く、あっという間にジャカルタ市内では1位2位を争うベストホテルのポジションを獲得しました。
海外のラッフルズホテルと遜色ないスタッフのホスピタリティはもちろんのこと、特筆すべきはホテル自体の作りです。
シンガポールのラッフルズとは異なり近代的な外観でありながら、ホテル内は美術館のような内装になっています。

ホテルインテリアのテーマが「アート」ということで、ジャカルタの中心地にありながらもジャカルタの喧騒を忘れさせてくれます。

中級層向けモールのロッテアベニュー隣接で、軽い食事を摂りたい時にも便利です。また、少し移動すればメガクニンガンと呼ばれるオフィス街があり、そこではインドネシアとは思えないほど洗練されたレストランやバーが多くあります。
一つだけ難点があるとすればロケーションです。ラッフルズジャカルタはジャカルタ中心部のクニンガンと呼ばれるエリアにありますが、この大通りは渋滞頻発地域です。
ただ、この渋滞を補っても余りあるほどのサービスクオリティで不動の地位を築いています。もしジャカルタ最高のホスピタリティを体験したいとう方は滞在の価値はあるでしょう。
実際の宿泊料金は普段お使いのホテル予約サイトでご確認ください。
フェアモントジャカルタホテル

フェアモントホテルは世界20ヵ国で展開するホテルグループですが、ジャカルタのフェアモントは2015年1月にオープンしたばかりの比較的新しいホテルです。
タムリン・スディルマンエリアから見てやや南西にあるスナヤンエリアに位置しています。
スナヤンエリアは日本の鹿島建設グループが開発を担っている地域で、日本人も多く住んでいます。
スナヤンエリア内にある富裕層向けショッピングモールのプラザセナヤンはホテルから直結しており、日本食からイタリアンまで美味しいレストランが揃っています。
フェアモントホテルジャカルタの特徴は何と言っても建築品質でしょう。本ホテルの建築には現地日系企業の技術の粋が集められています。

エントランスをくぐるとまず感じるのですが、ホテル全体が凛とした空気を放っており、この雰囲気は他のジャカルタの建造物では感じることができません。

広い空間が生み出す洗練された大人の雰囲気は他の外資系ホテルとは一味違った滞在を演出してくれるでしょう。
また、ホテル内には日本の横浜にあるライブレストラン、モーションブルーが営業しており上質なジャズパフォーマンスを楽しむことができます。
実際の宿泊料金は普段お使いのホテル予約サイトでご確認ください。
ホテルムリア スナヤン

最後はインドネシア系の5つ星ホテルをご紹介します。
ホテルムリアスナヤンはフェアモントと同じくスナヤンエリアにあり、フェアモントの裏通りに位置しています。
ローカルホテルとしては最高級として位置づけられおり、他にもローカル系高級ホテルはありますがムリアは頭一つ抜けたサービスを提供しています。

その証明として、世界的な旅行口コミサービスのトリップアドバイザーでは上述のグローバルホテルグループよりも高く評価されており、ジャカルタ全ホテルの中でも3位、ラグジュアリーホテルの中では最上位に食い込んでいます(2016年11月本記事執筆時)。
スタッフのホスピタリティやホテル内のファシリティはもちろんですが、ホテルムリアの特徴は客室からの眺望です。ジャカルタ中心地のゴルフ場に隣接しており、窓から一面の緑地帯を眺めることができます。

本記事でご紹介した他ホテルからも素敵な景色を眺めることができますが、緑一色の美しい眺望は他には無いジャカルタを感じさせてくれます。
一つだけ難点があるとすれば2Fに入っているバーのCJ’s Barです。連日ライブパフォーマンスがある賑やかなバーですが、裕福な外国人を狙った売春婦の常駐場所という側面も持っています。
特に宿泊者にデメリットがあるわけではありませんが、気になる方は気になるかもしれません。
実際の宿泊料金は普段お使いのホテル予約サイトでご確認ください。