もはや日本の国民食ともいえるラーメン。海外に住んでいてもどうしても食べたくなる時がありますよね。
ジャカルタにも、日系がやってる店、インドネシアンチャイニーズがやってる店、もはやどちらとも判断がつかない店、など多種多様なラーメン屋が存在します。ただ、当たりはずれが大きい。
仮にインドネシアのレビューサイトで高評価だったとして、日本人の味覚とは異なるため我々には受け付けられない味だったりします。
この記事では、筆者が実際に食べて回った経験から、独断でおすすめできる日系ラーメン屋を絞り込んでご紹介します。
僭越ながら、「日本のラーメンとは違う…」と感じたお店は紹介しません。また「あまりに変わってしまった…」という店も書いていません。外していきます。
ローカライズするのは悪いことではない。でもこのブログは日本人向けのブログですからね。
そして!あくまでも筆者の自己満と主観が盛り込まれている記事ということはご了承ください。
それでは行ってみましょう!
本記事の目次
豚骨系ラーメンが食べれるお店
わかりやすく豚か豚以外か、で切り分けて書きます。
まずは豚骨系。豚骨系のお店でも豚骨以外のラーメンを置いてあることがあります。
越後屋ラーメン
ジャカルタラーメンでは老舗の部類に入る越後屋さん。私がジャカルタに来てからもずーっと変わらぬ味…いやむしろ美味しくなっているありがたいお店です。
飲んだ後って背油がっつり入ったラーメンを食べたくなりますよね?越後屋のラーメンはまさにそのオヤジニーズに答える一品です。
立地もブロックM、シティウォーク…最近ではチカランにも店舗がOPEN!と日本人酔っ払いの導線を見事に抑えています。
だいたい酔っぱらって流れ込むパターンが多いので他のメニューは覚えていないのですが、ここの一押しはラードが乗っかったこってりラーメンでしょう。
卓上にはニンニクもあるので、翌日のことを考えなくて良い日は欲望のままにニンニクに溺れてみるのもよろしいかと。
ここではブロックM店の情報を記載しておきます。
<店舗データ>
Blok M店
Citywalk Sudirman 店
Cikarang店
ばり馬
日本でも40店舗以上を展開し、香港、マカオ、マレーシア、そしてインドネシアと海外進出も積極的な豚×鶏スープのラーメン。
ジャカルタでは初めにシティウォークに上陸し、スティアブディエリアのスティアブディワン、そして西ジャカルタのリッポーモール、セントラルパークにも店舗を展開しています。
今回挙げさせていただいた中では味は無難でおとなしい方です。
店舗では豚用に赤いレンゲ(ノンハラル)、鶏用(ハラル)に黒いレンゲがあります。
間違っても黒いレンゲで豚系ラーメンを食べないでくださいね(ムスリムのために)!
ここではスティアブディワンの店舗情報を記載しておきます。その他店舗情報はオフィシャルサイトから。
<店舗データ>
Setiabudi One 店
他にも多数店舗展開しています。メダンにもできたんですね~、すごいじゃないかバリ馬。
詳しくは公式Instagramでご確認ください。
フジヤマ55
フジヤマ55はジャカルタでは比較的若い世代のラーメン店です。それでももう4-5年は経過しましたかね。
一号店はMRTの駅が開通したFatmawatiエリアのあたり、日系飲食店が集合するLOFT(Little Osaka Fatmawati)という小さい商業施設の中に入っています。
最近はブロックMや西ジャカルタの方にも店舗を拡大しましたね。
フジヤマ55の特徴は、日本でも有名なあの二郎ラーメンを彷彿とさせる超大盛の盛り付け!
日本人の多いエリアに出店しているので、味も日本のラーメンと遜色ありません!が、筆者が食べたのは一号店でのみです。他の店舗に関してもごりごり豚骨出しているので遜色ないとは思いますが…皆さんの舌で確かめてください!
一号店OPEN当初についてはこちらの記事でご覧ください。
<店舗データ>
Fatmawati店
西ジャカルタ
Blol M
麺屋桜
日本人にもファンが多く、且つインドネシア人にもガッツリと支持されているAmagingな名古屋発祥の油そば屋さんです。インドネシアでは豚骨ラーメンを中心に、つけ麺、ベジタブルつけ麺、などユニークなメニュー展開をしています。
ここは全体的におとなしめの味つけです。初期と味が変わったという話もありますが、現地化した結果でしょう。ローカルの人たちは濃いラーメンがダメなのです。激しいのがお好きな方は卓上にあるニンニクをモリモリラーメンに入れて楽しみましょう。
例外は「台湾まぜそば」。日本で食べたことがないので、筆者はこれが本当の台湾まぜそばかどうかはわかりませんが、かなり印象的な味付けです。辛いのが弱い方は次の日お尻が痛くなるので気を付けてください。ちなみに台湾まぜそばは台湾発祥ではないらしいですよ。
ここでは筆者がよく行くロッテアベニューの店舗情報を記載しておきます。
<店舗データ>
Lotte Avenue店
Kota Kasablanka店
AEON BSD店
よいこ(415)
ジャカルタ中心地、ブロックMのメインストリートから少しずれた所にあるラーメン店です。
夜遅くまでやっている、ラーメン屋というよりは「ラーメン居酒屋」と言った方が伝わるかもしれません。
詳しく知りたい方はレビュー記事をご参照ください。
基本的には豚骨&魚介のこってり系Wスープで一杯食べると胃にガツンと来てやや後悔…というラーメンだったのですが、最近はローカル客が押し寄せていて店の雰囲気や味が変わってしまった…という声もあり。近いうちに再訪します。
現在はブロックM以外にも、Kemangモール近くのガソリンスタンド内に2店舗目ができました。
<店舗情報>
BLOK M
Kemang横のAntasari通り
一風堂
言わずと知れた、日本を代表するラーメン屋ですね。日本文化のラーメンを広げてね、ってことでクールジャパン機構から巨額の支援金を獲ったことでも騒がれました。インドネシアでは超高級ショッピングモールのパシフィックプレイスや、セントラルパークなどにあります。
筆者は縁あって日本にいた時に「創業者の河原さんとラーメンを作る」というレアなイベントに参加したことがあるんですが、一風堂は海外へ進出する際は水質を調べるところから入るそうです。
それによって麺などを微妙に調整していくのだとか。かなりのこだわりですよね。そのこだわりの賜物か、抜群の安定感。ホッとする味です。筆者は赤丸が好みです。インドネシア全土に広げる勢いで経営されているのかと思いますが、日本の味をキープしつつ攻めてもらいたいです!
<店舗データ>
Pacific Place店
その他、以下にも店舗があります。
- Grand Indonesia
- Senayan Park Mall
- Central Park
- Lippo Mall Kemang
- Lippo Mall Puri
- PIK Avenue
詳しくは公式Instagramでご確認ください。
鶴亀堂
鶴亀堂はジャカルタでは老舗の部類に入るラーメン店の一つ。
西ジャカルタの華僑が多く住むエリアでじっくりと営業しています。いや、本当「なぜここに?」という場所なんですが長く続いています。
味は超直球な博多とんこつラーメン。
なんと「高菜」もトッピングすることができます。
高菜はかなり辛い味付けになっているのでご注意ください。
<店舗データ>
西ジャカルタ店
Eightman
場所はセナヤン(senayan)、スミットマスビル(Gedung Summitmas)の中ほど。元々居酒屋業態だったと記憶していますが、しばらくぶりに訪れたところなんと8マンというラーメン屋になっていたんですよね。
系列店のFishmanはチカランのバリバリの居酒屋、ということでEightmanも「ラーメン居酒屋」となっています。
食べてよし!飲んでよし!ラーメンのレパートリーも多く、毎日来てもしばらく持ちそうなくらいです。
<店舗情報>
詳しくは公式Instagramでご確認ください。
豚骨はないけど美味しいラーメンが食べれるお店
次は豚骨以外。
鶏とか魚介系スープのラーメン店です。
まる玉
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本家が鶏白湯のまる玉ラーメン。海外進出も積極的でアジア各国に店舗があります。ムスリム国のインドネシアに本家の味をそのまま持ってこれたのは強いですね。
インドネシア人の間でも根強い人気があります。理由はその優しい味でしょう。
すでに述べたように、日本人男子が好むような強い味のラーメンは実はインドネシアでは受け入れられ難い。いや、インドネシア料理ってすっごい味強いじゃん!って思うんですが、彼らの母国料理であればOK、ラーメンだとNG、という彼らなりの区分けがあるんですよ。なので全体的に薄めの味付けのラーメンが受け入れられやすい印象があります。
話戻します。まる玉のラーメンの味を表現するのであれば、まさしく「丁寧」な味つけでしょう。最初から最後まで飽きずにいただけます。
また、ここの「たまご」は絶品です。あのトロっとした柔らかさは他のお店では味わえません。
<店舗データ>
Senayan 店
Lotte Avenue店
PIK Avenue 店
Kelapa Gading 店
清六屋
茨城つくばを中心に関東エリアに複数店舗を構える「家系」ラーメンのインドネシア版です。
インドネシアではムスリムをターゲットとし、完全なる鶏ラーメン屋に変身。本家の味は活かしつつも、現地用に開発されたメニューも多いんだとか。一説によると本家の茨城よりも美味い、という声もあります。
現在はハラル認証を取り、ヒジャブっ子があふれかえる大人気店になっています。
おすすめはなんといっても「鶏白湯ラーメン」でしょう。日本人が食べてもしっかりと美味しい。でもハラルラーメンです。ハラルラーメンとしての理想に近いのではないでしょうか?いや、どこ行ってもほんと混んでるし。
そしてあまり知られていませんが、担々麺が美味いです。
店舗は店が本店でしたが本店ごと移動。さらに最近は一気に店舗が増えましたね。
他店舗情報はオフィシャルサイトから。
<店舗情報>
とりあえずはRadio Dalamの本店情報を記載しておきます。
その他、AEONや
詳しくは公式Instagramでご確認ください。
FUME RAMEN & COFFEE
日本からこの記事を読んだ人は「え?何言ってるの?」と思ったかもしれませんね。
そう、RAMEN & COFFEEというコンセプトのお店。正確にはラーメン屋とカフェとバーと居酒屋がFUSIONしたお店です。
ジャカルタのおしゃれ金持ちエリア、Senopatiに構えておりメインターゲットはインドネシアのおしゃれBoy & Girlsです。
ただ、ガッチリと日本人がマネジメントいていることもあり(さらに内1人はラーメン専門部隊)、日本人が食べても満足のいく味となっています。
くわしくはこちらの記事をご参照ください。
<店舗情報>
スガキヤ
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名古屋発祥の庶民の味方!学生自体にスガキヤで育ちました!
というのもすべて「また聞き」で、筆者はスガキヤを日本で食べたことがありません。だって北海道にも東京にもなかったもの。
なので日本との味の比較はできません。が、インドネシアのスガキヤけっこう好きなんですよね。
なんというか…「安く美味しくラーメンを提供する」という強い意思を感じます。とにかく安いですね…ラーメンの味を維持しつつ、ギリギリのところを攻めてる感じがします。
ここで紹介しているラーメンは、ミドルクラス以下のインドネシア人は正直食べるには高すぎるんですよね。でもスガキヤは食える。
最近はローカル系が手掛ける「爆安ラーメン」が増えてるんですが、しっかりと一杯食べれるのはスガキヤなんですよね。その位置を守ってほしい。という応援の意味も込めて紹介させていただきました。
いやーー、いつか本土で本物のスガキヤに行ってみたい(笑)
<店舗情報>
記念すべき一店舗目のPlaza Senayan店を
その他の店舗については公式Instagramでご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ラーメンの美味しさは個人の嗜好によるところが大きいので特にランキング形式にはしていません。
またジャカルタで品質を一定に保つのは難易度ウルトラQの難しさです。やはりお店ごとに味がぶれたり、ローカライズにより寄っていくこともあります。
筆者の好みのお店も、タイミングにより変わってきた気もしますね。
今は…ふふふ、秘密です。
筆者はラーメンレビューで飯を食べているわけではないので、まだトライしていないお店もあるのですが、定期的に更新していく予定です。
もしご意見や推薦があれば、ぜひTwitterでDMください。
本記事がジャカルタ生活者、出張者のラーメンライフを支える一助となればこれ幸いです。