コーヒーも飲めて、おつまみもあって、お酒も飲めて、さらにラーメンまで食べれる…
しかも超高級エリア、ジャカルタのセノパティエリアなのに手ごろなお値段で…
そんなお店があったらどうしますか?
「え?それってインドネシアにありがちな、なんちゃってジャパニーズレストランじゃないの?」
と思うかもしれません。
正直、初見で看板を見た時、筆者も「うわ…ちょっと痛いローカルのお店かな?」と思いました。
ところが全然違いました…むしろかなり最高のお店です(当社比)。
まだ筆者が中心部に住んでいれば入りびたること間違いないですね。
そんな不思議なお店をご紹介します。
本記事の目次
いったい何の店?と思わせるセノパティのFUME
まずはこの看板を見て欲しい。

RAMEN&COFFEE
ラーメン
と
コーヒー
ですよ?
名古屋か?
と思わせるペアリング。
日本人ならばよくも悪くも違和感を覚えるでしょう。
たぶんこの看板だけ見て「ローカル系日本食かな…」と敬遠してる人もいると思います(ぶっちゃけ筆者がそうだった、ごめん、ほんとごめん)。
ところがこのFUMEがなかなか素敵極まるお店でした。
入り口にはラーメンば九(BAKU)の看板。
うーんますます疑惑というか興味が広がりますよね。
やっぱりラーメン屋なの?

中に入ると、


なんだ~やっぱりラーメン屋じゃないか!
と思った矢先に…




なんじゃこりゃあ!
と言いたくなる、180度方向性の違うおしゃれな空間が…
やはりセノパティによくある「場所に金払う系」のお店なのか…?
で、奥の奥には…

象徴的なバーカウンター。
おしゃれに酒も飲めてラーメンも食える!コンセプトはアメリカのラーメンバー
実はこのお店は日本人シェフたちがガッツリとコンセプトメイキングをして経営されています。コンセプトは「アメリカのラーメンバー」みたいな感じ…らしい(←行ったことないからわかんない)。
筆者的な解釈を含ませると、「ラーメン居酒屋&カフェバーの高次元なミックス」。
なんで高次元か?というと理由はシンプルで、飯も酒もラーメンも美味いんですよね。
中途半端にどれでも出している感じではなく、ラーメンはラーメンとしてしっかり作っている。

そしておつまみもそつなく美味い。
さらにカクテルやサワーもちゃんと味わえる。
最高かよ。
あまり細かい話は書きませんが、ラーメンシェフとアメリカ経験がある和食もウエスタンもいけるシェフの2人がいるからですね、たぶん。
インドネシアなので味付けは全体的にインドネシア人好みになっています。
いわゆる「The和食」ではない。
でも日本人も楽しめる、とてもいい塩梅の味になっていると思います。
参考までに食べたものをご紹介します。
マイクの漬物 / 39K

いや名前出ちゃってる…と勘のいい方は気づくかもしれませんが、スルーしましょう。
だって商品名がこれなんだもん。よく見たら期間限定のメニューでしたが、ぜひ続けてほしい。
味付けはインドネシア向けにかなり「ピリ辛」です。
出てくるのも早いし最初の一杯にぴったりですよ。
揚げだし茄子 / 58K

これは好き嫌いが分かれるかもしれませんが、筆者は大好きな味。
なぜ好き嫌いが分かれるかというと、茄子の食感がかなり残っている。
茄子がナスナスしてるんですよ。
でもそれが逆に「茄子食ってる感」を醸成して満足度を高めています。
ちなみに妻も大好物みたいです。
生か調理済みか、ギリギリのラインの揚げ方で攻めてます。
ソーセージ&トマトチーズ / 89K
これが…
こうなります。

チーズが伸びーる。
でもインドネシアによくある「伸ばすことだけを意識したチーズ」じゃあないですよ。
ちゃんと味のバランスが整っています。
ソーセージ自体の食べ応えもあり、トマトソースが絡むとよい塩梅。
いや、酒が進むよこの店。
「2023年の目標」の山PのようなBody10%から遠ざかってしまう…。
味噌侍 / 89K

そうなんだよ…ここはラーメン屋が併設されているんだよ…
ラーメンはラーメンでがっつり丁寧に仕込んでるんですよね…
普段、酒を飲む時はラーメンは避けますが…
男には避けられない戦いがある…
もちろん女にもある…
ということで夫婦で力を合わせて食べるよね。
これは、肉から出た肉汁と味噌が混ざる、ちょっと攻撃力高めの味噌ラーメンですね。
でも鶏むねチャーシューはかなりさっぱり味。
他のお店にはない個性が出ていてとても良いです。
特性トリュフつけ麺 / ASK!

こちらのメニューは「現在開発中」なので「超裏メニュー」です。
食べたい!とわがまま言って食べさせてもらいました。
これね…
美味い
どれくらい美味いかというと、
妻が味噌ラーメンを食べるのを放棄した
くらい美味いです。
「私はこれにフォーカスするから、あとはよろしく!」
と。
あえて形容するならば、トリュフと魚介スープの玉手箱や!味のWeb3や!
ですかね(いつかどこかで聞いたことがあるようなフレーズですが無視してください)。
ペアリングの妙。
麺だけ食べるとトリュフの香りがするただの麺。
それがスープにつけるとふわっと味が広がります。
ケチケチしてないでボリュームもかなりある。
これは必食ですね。
ちなみに気になるお値段ですが…「企業努力中です」とのことです(笑)
なんせトリュフもかなり乗ってますからね。
添えてあるビーフチャーシューも美味しいし。

でもたぶん「全部盛りしてちょっと高めになったラーメン」くらいの価格に落ち着くのではないか…と期待しています。
サワー各種 / 85K
食事だけじゃなく、個人的にイチ押ししたいのがサワーです。
ゆずサワー。

果実味のあるいちごサワー。

甘すぎないし、果実の香りも楽しめる。
アルコールの強さもちょうどいい。
なんと言いますか…「大人のサワー」ですかね?
ちなみに一般的なカクテルも美味しいです。
以下は筆者の血液の5%を占めている「ネグローニ(100K)」。

まとめ&店舗情報
とまぁこんな感じのお店でした。
全体的に美味しいし、色々な使い方もできる(午前中はコーヒー飲みながら読書して、昼ごはんでラーメン、とかね)。
また、セノパティで酒が飲めるお店、としてはかなり良心的な価格設定だと感じました。
セノパティでご飯食べるとどうしてもお会計を警戒しますが、普通の居酒屋に寄せてる値段帯。
ラーメンが気になる方も、お酒をガッツリ楽しみたい方も、まずはふらりと訪れてみてください。
もちろん「裏メニュー」を食べるのも忘れずに!
なんか他にも色々裏メニューありそうでした…特にラーメンは(笑)
ちなみに店名の読み方ですが…筆者は「ふゅーめ」と読んでましたが、なんと妻は「ふゅーむ」と読んでいました。「ふめ」と読む人もいるのだとか。
正しい読み方は現地で聞いてください。
お店の雰囲気はこちらの動画でもご覧いただけます。
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店舗情報 | |
店名 | FUME RAMEN•COFFEE |
所在地 | Jl. Kertanegara No.37, Selong, Kec. Kby. Baru, Kota Jakarta Selatan, Daerah Khusus Ibukota Jakarta 12180 |
電話 | 087786192019 |
営業時間 | 11:00-24:00 (金土は長め) |
Web | https://linktr.ee/fume.jkt |