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執筆者: jakameshi

なぜインドネシアは発展しないのか?米国人から見た12の理由

2018/05/14

レバラン(インドネシアの正月)ということもあり、インドネシアでのこれまでの仕事や生活、インドネシア自体の分析をゆっくりしようかな、と思っていたところ、偶然にも友人のインドネシア人が面白いページをFacebookでシェアしていました。

「なぜインドネシアは発展しないのか?」というお題のQAページです。

テーマに対して多数の参加者が回答を投げていく「Quora」という実名制QAサイトの一ページですが、アメリカのサービスだけありかなり意見がとがっていてシビア。かなり辛辣な意見ですが、私もインドネシアで働く外国人。少なからず理解・納得する部分もあります。

特に印象的だった、おそらく現地で働いているのであろう米国人の回答をご紹介します。有望な市場として注目されるインドネシアですが、こういう負の側面もあるぞ、という参考情報としてどうぞ。

以下、抄訳となります。

はじめに

もしあなたが正直な回答を求めているのであれば、ここに答えを書こう。

多くの人はこの問題の原因を「資源不足」、「植民地主義」や「地理的要因」のせいにするだろう。もしそれらの回答が真実だとしたら、日本はおそらく現在でも第三世界の国として存在しているはずだ。

実際に国を作るのは人である。究極的なところ、人々がすべてを示しているのだ。もしあなたが発展しない原因を何かに求めるのであれば「インドネシア人そのもの」、つまりは彼ら自身の態度や展望でしかない。

 

①怠惰

インドネシア人は仕事に対して怠惰で、モチベーションが低いことで知られている。国を豊かにしていくという考え方や行動に対してもだ。

例としてインドネシアのビーチにフォーカスしてみよう。

ゴミをゴミ箱まで歩いて運び正しく捨てることに対して、インドネシア人はひどく面倒臭いことに感じるようだ。そしてゴミは美しい砂浜にそのまま捨てられる。特にジャワがひどい。ジャワの砂浜は文字通りコカ・コーラの空き瓶やボトル、プラスチックの菓子袋、タバコの吸い殻で埋め尽くされている(インドネシア人はタバコが大好き)。割れたビンタンビールのボトルもある。

美しい砂浜が怠惰なインドネシア人によってひどく汚れていく様を見るのはとてもショッキングである。

 

②汚職

インドネシア政府の汚職はひどい。また話は「怠惰」に戻るが、彼らは金を稼ぐ際に「楽な方法」を優先して選ぶ。公務員にとって最も早く楽に金を稼ぐ方法が、すでに裕福な市民から賄賂を受け取ることだ。

多くのインドネシア人は貧しく、多くの場合(賄賂に応じなければ)犯罪を犯した、として刑務所に入れられる。「警察は何をしているんだ?なんて」野暮なことをここでは突っ込まないでほしい。インドネシア人は汚職まみれの警察自体をまったく信用していない。

「(犯罪者として逮捕されるには)証拠が必要じゃないのか?」というのも無駄な質問だ。外国人のケースになるが、ジャカルタ国際文化学校のカナダ人教師、Neil Bantlemanのケースを見てほしい。彼は犯罪を立証する証拠がないにも関わらず、児童わいせつ行為の罪で訴えられたのだ。

 

③海外からの投資不足

民事・刑事含めて司法システムが整っていない国に投資をしても、投資した資金は返ってこないだろう。そのような状況では、アメリカ、イギリス、日本、韓国、台湾、はもちろん、たとえ中国でも本気で投資はできないだろう。

 

④偽善

偽善的な立場をとることはインドネシア人のトレードマークだ。彼らは他人に対して確実なことは何一つ教えない。しかし、自分達の仲間内でだけは確実なことだけを行う。倫理観に欠ける不平等な行為は最終的には悲しい結末しか連れてこない。そこには発展もイノベーションも、継続的な改善も何も生まれない。それが事実だ。

 

⑤嫉妬心

インドネシア人は、インドネシアに来る外国人よりも自分達が貧しく、教育も劣っていることを知っている。彼らは先進国の人間から何かを学び取るよりも、まず先に嫉妬を感じる。多くのインドネシア人が自分達よりも肌が白い外国人と接するときに考えていることのすべては、「いかに学ぶか」ではなく「いかにお金を引き出すか」でしかない。

 

⑥見せかけの入口

多くの人が、インドネシア人はフレンドリーでよく微笑む、と評する。確かにそれは真実であり、すべてのインドネシア人が該当する。だが、それは貴方(や貴方の会社)からお金を引き出すというミッションのために、自分達の輪の中に誘い込む疑似餌のようなものだ。

もしあなたが白い肌を持っているのであれば「裕福な人(会社)」として認識されるだろう。そして彼らの興味はお金だけとなる。友情ではないのだ。もしあなたが先進国出身の人ならば、彼らからの微笑みや友情に対しては注意深くなるべきだ。もっと慎重になり、友情の問いかけの裏にある意図を探るべきである。もちろん、すべてのインドネシア人がこの話に当てはまるわけではないが。

 

⑦神経質

外国人から自国に対して少しでも何かネガティブなことを指摘された時、インドネシア人は極端に防御姿勢を取る。彼らは批評を受け入れられないし、受け入れるつもりもない。インドネシア人は、改善の余地がある問題点を指摘されたのであれば感謝をすべきだ。

もし誰も指摘する人がいなくなればどうなるのか想像してほしい。インドネシア人自身が自分達の振舞いや怠惰さに対して何も考えなくなってしまうだろう。もしあなたがインドネシアに来るのであれば彼らには飴を与えなさい。彼らは誠実な鞭は求めていないのだから。

 

⑧水面下の犯罪

殺人や暴力犯罪率の低さを根拠に、インドネシアは安全な国だと判断するのはやめた方が良い。安全ではないのだから。インドネシアは世界で最も危険な国の一つだ。

もしあなたの肌の色がローカルインドネシア人と明らかに異なる色ならば、たとえ日中でも一人で外を歩いてはいけない。もし白人、中国人、他の国でも肌の色が明るいのであれば、裕福だと見なされ、強盗の対象となる。もし犯行した場合は殺される場合もあるだろう。

インドネシアでは多くの犯罪は報告されない。なぜなら私がすでに述べた通り、ここでは警察が汚職まみれのため誰も警察に連絡しないからだ。たとえ暴行事件の時でさえ、その対応は変わらない。

 

⑨悪循環

外国に対する嫉妬や妬みに加え、インドネシア人は自国の政府を嫌っている。なぜなら政府が市民に対して何もケアをしてくれないからである。ケアをしてくれないことを知っているので、国民は国のために何かをしようとは思わない。政府が自国民をケアしない国が、どうやって国として大成していくことができるのだろうか?これ以上この件について何かを言う必要はないだろう。

 

⑩表現の不自由

アメリカでは「自由」は人権の最も重要な要素の一つであり、アメリカ国内で自由な発想と共に起業家が多く生まれる理由でもある。アメリカ含め、他の先進国の多くに発展をもたらしたのはこの種の「表現の自由」である。インドネシアではこのような表現の自由も、人権もない。

ビジネスをPTと呼ばれる株式会社として登録する手続きは非常に煩雑で難しい。登記には官僚的に非常に長い数カ月を要し、その後顧客にビジネスが需要されるまでは複数年を要する。もしインドネシアが創造性やアイデアの自由を尊重できないのであれば、国として成功を期待してはいけない。

 

⑪非効率

インドネシア人の怠惰な性格や悪習慣を改善することは非常に難しい。そのため、ビジネス構築のために優秀でスキルに溢れた外国人を受け入れ、能力を発揮してもらうことはインドネシア発展のために不可欠な方法だと思われる。外国人のスキルを活用するのはシンガポールで実際に行われてることだ。

問題はKITAS(就労ビザ)の取得である。

インドネシアで活動するアメリカ人ブロガーのMartin JohnsonはKITASを取得するためにかれこれ一年近く活動している。現在はツーリストビザしか持っておらず、60日ごとにマレーシアへ出国している。もしインドネシアが自国民に対する権利も尊重せず、さらにインドネシアに貢献しようとする外国人の活用すら難しくするのであれば、国としての成長は期待しないで欲しい。アメリカ、日本、台湾、韓国はラッキーである。なぜなら彼らはすでに自国民が知的に働いており、国が繁栄しているのだから。

 

⑫少数モデルの移住

もちろん、すべてのインドネシア人が私がここで述べたような人たち、というわけではない。一部の「少数モデル」となる人たちも存在し、彼らは総じて知的であり、革新的、さらに本当に素敵な性格をしていて素晴らしいアイデアも持っている。そしてインドネシアを劇的に良くしていきたいという想いも持っている。

問題は、そういう人たちが「怠惰の海」、つまり競争を嫌いモチベーションも低い人たちに囲まれていることだ。

自分自身より優秀な人に囲まれなければ人間の成長はなく、この「少数モデル」の成長も妨げられてしまう。結果として何のイノベーションも起こらなくなってしまう。彼ら「少数モデル」の一部は、自分の才能をより高めるためにアメリアやシンガポールに移住している。最終的にインドネシアはこの「インドネシアの才能」から何の利益も得られないだろう。悲しいことだが真実である。

 

最後に

一部ではあるがこれらは、インドネシアが1998年のスハルト政権崩壊後の20年間でわずかしか成長できなかった理由である。警察は汚職まみれであり、あなたがとても幸運で大金持ちでもない限りは、どの種の問題に対しても何の頼りにもならない。

もしあなたがインドネシアに来るのであれば、トラブルからは身を避け、あなた自身しか頼る人はいないことを自覚しなければならない。大使館のことは忘れよう。彼らは大した助けにはならない。Neil Bantlemanのことを見ればわかる。彼はインドネシアの汚職による犠牲者だ。インドネシアは将来先進国になることができるのか?もちろん可能性はある。だがそのためには多くの問題を先に解決しなければならない。そして何よりも先に、インドネシア人の悪癖・態度・考え方を変えていかなければならないだろう。

参照:Quora

抄訳ここまで。

 

まとめ

この回答以外にも、海外在住やおそらく留学組のインドネシア人からも多数の意見が出ており、ざっと眺めてみるだけでも面白いかもしれません。「なぜインドネシア人は怠惰なのか?」のような問題深堀に入りこんでます。続きが気になる方はこちらからどうぞ。

ちょっとこの回答者の性格ねじ曲がってない?どんだけ騙されたんだこいつ?と思われる方もいるかと思いますが、ことビジネスになるとインドネシアは非常に難易度が高く冷酷な一面もあります。

現地で数十年サバイブしている日本人の話を聞くと、騙されたのは一度は二度ではない、という方も多いです。

筆者もインドネシアに関わり約3年。楽しいこと・辛いことの双方がありました。ただ、ビジネスについては総じて大変なことが多かった気がします。じゃあインドネシアに来たこと後悔してる?と聞かれるとそういうことでもなかったりするのですが。その辺はまた別の記事でまとめてみたいと思います。

ちなみに文中に肌に関する表現が複数あるのですが、直訳しているだけなので悪しからず。筆者の個人的意見ではないです。欧米人はやはり肌の色を気にするんですかね…。

蛇足ですがインドネシアのことをもっと知りたいという方にはビジネス本がおすすめです。一度体系的に俯瞰して見てみることで、その後の情報の入り方も変わってきますよ。

基本的な部分だと最近出たこの書籍がおすすめです。

もう少し踏み込んでみたい方はこの辺りがおすすめ。

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