ジャカルタの観光スポットとして最も有名な場所が、ジャカルタ中心部に広がるムルデカ広場に設置された独立記念塔、通称モナスです。
インドネシア独立の象徴的記念碑
「モナス」とは造語であり、「Monumen Nasional」を略した言葉です。

インドネシアの独立を象徴するモニュメントとして建造が始まりましたが、実際の建造は独立した1945年よりも遅く、定礎式は1961年に行われました。一般公開は1975年ということで、実に定礎式から公開まで14年の歳月を要しました。
外装は美しい白い大理石を用いており、高さは137メートル。少し遠くからでも見つけることができます。
頂点に設置された炎のレリーフは表面に純金が用いられており、「永遠に燃え続ける火(インドネシア語でApi Nan Tak Kunjung Padam)」と呼ばれ、インドネシア独立に向けられた熱い闘志を表しています。
歴史博物館と展望台
地下に広がる広いスペースにはインドネシアの歴史を辿る、歴史博物館が設置されています。古代からさかのぼり、現代までの歴史を説明しています。

途中、日本統治下の話も出てきます。インドネシアと日本の歴史について思いを馳せてみるのも良いでしょう。

また、最上階には展望台が付いており、ジャカルタの街並みを見渡すことができます。


モナス観光のポイント
モナスはジャカルタの中でもわかりやすい観光スポットのため外国人も多く訪れますが、それ以上にインドネシア国内からの旅行者で毎日賑わっています。
観光客以外にも、学生の修学旅行や学校行事として訪れる人たちも多くいます。
午後は展望台待ちの行列も予測されるため、観光の際は朝一などの早めの時間に訪問することをおすすめします。
入口は塔の外周門(柵)ではなく外から地下を潜る形で塔の下へ入り込み、カウンターで入場料を支払います。
カウンターでは展望台へ昇るか?を聞かれるので、特別な事情が無ければ展望台付きの入場をおすすめします。歴史博物館だけだと一瞬で見終わります。また、入場料も安いです。
まとめ&施設情報
観光時間があるのであれば、インドネシア、そしてジャカルタの象徴として一度は訪れておきたい場所です。
イスティクラルやカテドラルとも近いので併せて観光計画に入れると良いでしょう。


ジャカルタ観光の場合はタクシー移動がおすすめですが、モナスへはトランスジャカルタを使っても行くことができます。
Monumen Nasionalという駅で降りれば目の前に広場が広がっているのでわかりやすいはずです。
トランスジャカルタについては下記の記事をご参照ください。

名称 | インドネシア独立記念塔(Monumen Nasional) |
住所 | Medan MerdekaJakarta Pusat, Indonesia |
電話 | +62 21 3822255 |
開館時間 | 日中営業時間:8時00分~16時00分 夜間営業時間:平日 19時00分~22時00分、土日祝日 19時00分~24時00分 休館日:毎月末の月曜日は休館 (開館情報は2016年2月時) |
料金 | 大人:15,000 IDR 学生:8,000 IDR 子供:4,000 IDR (価格は2016年2月時点、すべて展望台込みの入場料) |
Web | なし |