現在はどうかわかりませんが、筆者が子供の頃(30年弱前?)の日本にはまだ地元に「昔ながら地域に根付くお婆ちゃんが趣味でやっているお店」というものが存在していました。
そういうお店に限って美味しかったりします。
ジャカルタは大都市ですがまだまだそのようなお店が残っています。
今回紹介するのもそんなベーカリーショップの老舗です(お婆ちゃんがやっているかどうかは知らない)。
住宅街の奥地にある看板の無いお店「Toko Kue Marga」
先日「インドネシア人のおばちゃんに手土産を買っていかねばならない」というシーンがあったのです。
パートナー(インドネシア人)のアドバイスの元、立ち寄ったのがMentengの住宅街にあるベーカリーショップの「Toko Kue Marga」。
ショップといっても知らなければ絶対に気づけない場所にあります。
住宅街の中のこの番地表示が目印。

中を覗いても「ここ?」と躊躇してしまいます。

敷地を進むと一軒家の一部屋を利用した小さいショップ…というよりも「売店」に近いお店が営業しています。

実は50年以上営業する老舗店!名物は「ピクニックロール」
ベーカリーショップと書きましたがパン専門なわけではなく、焼いたパンからお菓子、さらに揚げ菓子まで「小腹を満たす」ものを幅広く取り扱っています。


実はこのお店、ものすごい老舗でして営業開始は1960年だそうな。
そしてこのお店の代名詞として名高いのがこちらの「ピクニックロール(Picnic Roll)」。お値段は200,000 IDRです。

大き目のフランスパンよりも少し太いくらいのサイズがあります。持ち運びも便利で、複数名で食べられることからピクニックロールと呼ばれているのでしょうね。

ピックニックロールは毎日個数限定で販売されており、売り切れになっていることも多々あるそうです。
牛肉、豚肉、鶏肉などのレパートリーがあり、この日の目的は「豚肉」(手土産の相手先はクリスチャンです)。
ちなみに豚は最後の一つでした!看板無いのにすごい人気ですね。
中身を切ると太めの豚と玉子が出てきます。

味は非常にシンプル。パン!豚!玉子!剛速球!的な。
案の定、届け先ではみんなサンバルソースを片手に食べていました。
ちょっとした手土産の小ネタにいいかも
ピクニックロール以外にも伝統的なインドネシア菓子やシンプルな食事パンも売っています。
知る人ぞ知る老舗の有名店、ということでホームパーティーなどで持ち込むのに良いかもしれませんね。
店舗情報は下記の通り。非常にわかりにくいので、こちらの番地表示を元に探してみてください。

店舗情報 | |
店名 | Toko Kue Marga |
所在地 | Jl. Cimahi No.8, RT.5/RW.4, Menteng, Kota Jakarta Pusat |
電話 | (021) 31928034 |
営業時間 | 10:00-22:00 (勘ですが昼に行った方が良い気がします) |
Web | なし |