ことジャカルタに関してですが、この数年で著しく食のレベルが上がっていると感じるのは筆者だけではないはずです。
具体的には以下2つ。
- 食のレパートリー増加
- 最低ラインの底上げ
①に関しては言わずもがな、食の多様化です。
インドネシア人の日々の食事の選択肢として日本食、韓国料理、西洋料理など海外の食事が以前より入り込んできました。
そして②について。
うーん、とうなる経験をしたのが今回紹介するRAMEN YA!!です。
2014年からだいぶ進化したジャカルタの外食レベル
筆者がインドネシアに関わり始めたのは2014年あたりなんですが、当時はすでに食の多様化は進み始めていました。
しかし!インドネシア料理以外は「なんじゃこりゃぁぁぁ!!!」という食事が多かったのも事実。
インドネシア料理以外でまともな食事を取りたければ、外国人経営のお店か高級料理店に行かなければ…という時代でした。
その最たるものが「ラーメン」。
批判を恐れずに言い切りますが、当時はローカル資本のラーメンなんて、食べれたものではありませんでした。
麺はのびのび
スープの味はぼけぼけ
そしてぬるーーーーいスープ…(むしろ常温に近いぬるさ)
本当に「一口たべてご馳走様」のお店が少なくなかったんですよね。
*
そして時は2022年。
もちろん、まだまだ「見かけ倒し」の料理も多いのですが、昔と比べると「お、意外にいけるじゃん!」というお店がだいぶ増えました。
この値段でこの味を出せるのか…RAMEN YA!

このRAMEN YA!を見かけたのは2年くらい前だった気がします。
正直「敬遠」していたんですよね。
だって経験上、この手の店って超不味いんですもん。
見た目だけ派手で、いかにも「なんちゃってラーメン」。
ローカルには人気でも、どうせラーメンとは呼べない代物を出してるんだろ?って、過去の数々のトラウマとともにどうしても斜めに見てしまっていたんですよね。
でも、この日はどうしても麺が食べたかったのです。
そしてこの盛況ぶり。

どんな味なんだろ?
とマーケットリサーチもかねて飛び込んでみたのです。
なんか味もサービスもけっこういい感じ
大混雑にも関わらず、オペレーションはスムーズ。
そして店員のやる気が感じられる。
勢いのあるグループは従業員が元気ですね。
これは日本もインドネシアも変わりません。
メニューはかなりローカル向けに散らばってる感じでしたが、看板メニューっぽい「Legendary Chicken Ramen」をオーダー。
伝説のチキンラーメン。
いったいどんな伝説なのだろう…
と考えてたらすぐに出てきました。

見た目は日本のラーメンと比べて少しラフな感じ。
でも卵の湯で加減は良い塩梅。

そしてスープは…

あら、意外にいける!
もちろん本格的に作られたラーメンと比べると差はありますが、これまたなかなかいけます。
ラーメンとしっかり作ったMie Ayamの中間のような味。
とても素晴らしい品質です。
なんてったって、ラーメン一杯が300円くらい。

ラーメンが安すぎて、もうMineral Waterが高く感じるレベルですよね。
ちなみにこのラーメンは目玉商品。他にはもっと安いラーメンも多数ありました。
これくらいの値段まで下がると、ローカル客もごりっと刈り取れますよね。
まとめ&店舗情報
業務用サプライヤーの進化なのか、もしくは店舗の努力か…
いずれにせよ、30000ルピアでこのレベルのラーメンを食べれるようになったことに驚きです。
もちろん本格的に作られたラーメンと比べると大きな差がありますが、安くてさくっと食べれるラーメンも必要ですよね。
それにしても、ジャカルタは本当に食の選択肢が増えてきました。
今後の発展も楽しみですね。
今回紹介したRamen YA!は至るところにあるので、見かけた際はぜひトライしてみてください。
店舗情報 | |
店名 | Ramen ya! |
所在地 | Blok Buntu Jl. Prof. DR. Satrio No.1, RT.14/RW.4, Kuningan, Karet Kuningan, Kecamatan Setiabudi, Kota Jakarta Selatan, Daerah Khusus Ibukota Jakarta 12940 |
電話 | |
営業時間 | 店舗に直接ご確認ください |
Web | N/A |