先日ジャカルタ赴任したばかりの方が困っていたので、備忘的にまとめておきます。
巨大人口2,5億人の約9割がイスラム教であるインドネシア。
世界最大数のイスラム教徒を抱える国ですが、首都ジャカルタでは豚が食べられるところは探せばかなりあります。
市場流通量が少ないので自分で美味しい豚を見つけるのは難しいのですが、そこは飲食店の仕入れルートと技術に任せてしまえばよいでしょう。
当サイトでも過去にいくつか「豚が食べられるお店」を紹介しているのでまとめてみました。
本記事の目次
- 1 ジャカルタで豚が食べられるレストランたち
- 1.1 Ya Udah Bistro(ヤウダビストロ)
- 1.2 Pokenbir(ポケンビル)
- 1.3 辣妹子(Lac Mei Che)
- 1.4 3.6.9
- 1.5 JINMU DUMPLING
- 1.6 山東餃子(Santong kuo tieh 68)
- 1.7 Chung Gi Wa(チョンギワ)
- 1.8 The DUTCH
- 1.9 ラポスタ(La Posta)
- 1.10 Correlatemm
- 1.11 ジェイジェイロイヤル(ROYAL BRASSERIE)
- 1.12 トコクエマルガ(Toko Kue Marga)
- 1.13 毛家万味香(MAO JIA WAN WEI XIANG)
- 1.14 Hao Xiang
- 1.15 バクテー100
- 1.16 TA-CHIA
- 1.17 ソンファ(Song Fa)
- 1.18 Lapo Ni Tondongta(ラポニトンドンタ)
- 2 最後に
ジャカルタで豚が食べられるレストランたち
過去に紹介しているお店をピックアップしました。居酒屋や日本食はご存じの方も多いと思うので割愛しています。
ここにあるお店以外にも豚が食べられるお店は意外にもたくさんあります(単に取材のチャンスが無い…という)。
滞在が長い人に聞くと面白いお店が出てきたりもするので聞いてみてください。
Ya Udah Bistro(ヤウダビストロ)
ヤウダビストロはメンテンの北側、タムリンの東側に位置する路面店です。
ドイツ系のソーセージ料理などを中心に、豚が格安で食べられます。
豚専門系レストランの中ではかなりお得感があるお店です。
もちろんビールも安い。

Pokenbir(ポケンビル)
ポケンビルはジャカルタの中心地、クニンガン(正確にはスティアブディのあたり)にあるお店。オフィスビルの一階奥にある綺麗で清潔感のあるお店です。
こちらも豚が主役の豚専門店。メニューの幅こそ少ないですが豚料理にワインを併せて楽しめるのも素敵です。
オフィスビルの中、ということで「全席禁煙」です。接待などではご注意ください。

辣妹子(Lac Mei Che)
ラクメイチェはコタにある知る人ぞ知る有名店。一応「火鍋」のお店ですが、ぶっちゃけ火鍋より一品料理の方が美味しいです。紹興酒も安定して飲めるし安い。
華僑と外国人(日本人も多い)がメイン顧客ということで豚全開です。角煮みたいな奴は豚ロスの方におすすめです。
一皿の量が多いので要注意。余ったら「ブンクス」と言えば持ち帰れます。
全体的に辛めです。食べ過ぎると翌日お尻が痛くなるのでお尻と相談しながら注文しましょう。ただ、お尻が「ダメよ」と言ってもついつい食べてしまうのですから、人間というのは罪深い生き物よ。

3.6.9
3.6.9はコタにある小籠包の専門店。小籠包をリーズナブルにビールと共に食べられます。甘く味付けした豚角煮の肉まんサンドイッチみたいなのも名物です。
未だに正確な読み方がわからない3.6.9。サンロクキュー?ティガ、ウナム、スンビラン?うーん、おそらく中国語ヨミなのでしょうね。サンリューチュー?筆者の中ではサンロクキューです。
ガッツリ飲み食い、と言うよりも小腹を満たす的な使い方が良いお店です。

JINMU DUMPLING
小籠包といえばもう一つ。PIK(Pantai Indah Kapuk)にあるジンムも美味い小籠包を食わせます。
筆者は食べ損ねましたがパクチー餃子も美味なんだとか。
中心地からは遠いですが、逆に空港には近い。出張者の方とかは訪れやすいかもしれませんね。

山東餃子(Santong kuo tieh 68)
小籠包が続いたので餃子のお店も。コタの餃子といえば「俺の餃子(Seper Suikiaw)」が有名ですが、山東餃子の餃子も一押しです。
お店の外観がかなりアジア全開ですが、味は間違いなし。ビールも完備してます。

Chung Gi Wa(チョンギワ)
チョンギワはいくつか支店がありますが、ダルマワンサ店が有名。
チョンギワの前にチョンギワ無し、チョンギワの後にチョンギワ無し、と言われるくらい(嘘です)外国人に人気の韓国焼肉店。
なんていったってここは安い。ものすごい美味しい!というわけでは無いのですが、価格を考えるとかなり「神」なお店です。
マッコリ(たぶん自家製)も本場韓国並みに激安です。
お財布を気にしないでサムギョプサルとマッコリ祭りができるのは本当に素敵すぎます。
ちなみに韓国人も多いジャカルタには「Gahyo」、「Bornga」 、「Gojumong」など韓国系焼肉のお店がいくつもあります。
どこもなかなか美味しいのですが未だ紹介の機会なく…、誰か連れてってください。

The DUTCH
SCBDにあるハイセンスなお店です。「ガストロパブ」ということで「美味しい酒と酒に合う料理」がテーマ。
豚全開のソーセージ盛り合わせが名物ですのでぜひ一度お試しを。SCBDということでお値段はそれなりにします。うまくハッピーアワーなどに合わせていくとお得に楽しめると思います。
蛇足です。
ジャカルタにはそれなりに各国料理のレストランが揃っていますが、豚で思い出すのはクマンにあるドイツ料理老舗のDie Stube。ここのソーセージも美味かった気が…。紹介したいので誰か連れてってください(笑)

ラポスタ(La Posta)
スディルマンにあるアルゼンチン料理屋。
アルゼンチン料理と言えば「牛」のイメージが強いのですが、ここの手作りポークソーセージも絶品。
ランチタイムで食べれるのですが、夜も食べられるのかな?
アルゼンチン人の旦那さんと、イギリス人の嫁さんが経営するユニークなお店です。

Correlatemm
メガクニンガンにあるコレラテは「インドネシア版料理の鉄人」ことシェフJunaがオーナーシェフを務めるお店。日本食とフレンチのフュージョンで見た目にも美しい料理を出します。
場所も外国人が多いクニンガン、ということで豚もごり押し。メガクニンガンだとだいたいのお店で豚食べられるんじゃないですかね?紹介の機会がないですが、同じエリアのお店Basqueにも豚があった気が。

ジェイジェイロイヤル(ROYAL BRASSERIE)
クニンガンのロッテモールに入っているブラッセリエの方のお店。
フランス人がガッツリ関わるインターナショナルな不思議なお店。
シャルキュトリ(生ハム)盛り合わせがボリューミーです。
たまに訪れますが、最近少し味が落ちた?かもしれません。その辺織り込み済みでご利用ください。

トコクエマルガ(Toko Kue Marga)
少し毛色が変わりますが、メンテン奥地にあるトコクエマルガは看板の無いパン屋。
名物が「豚のピクニックロール」という豚のロース肉をガッツリ挟み込んだ豚パンです。
パーティーの手土産系ですね。
蛇足ですがメンテンというのはインドネシア人に愛される名店や老舗が非常に多い。

毛家万味香(MAO JIA WAN WEI XIANG)
コタにあるマオ(毛)家はスッポン推しのお店ですが、その他の豚料理も美味いのです。
コタにある中華料理系のお店は十中八九豚があり、どこも美味い。

Hao Xiang
再びコタ。ハオシャンも豚専門店では無いのですが、全面的にお料理が美味しい。
見た目の雰囲気と裏腹に、意外にも価格がスーパーリーズナブルです。
ゲストを連れてと喜ぶかもしれませんね(見た目高そうだから)。

バクテー100
「ジャカルタに美味い豚は無い」という固定概念を900°くらい覆してくれるクラパガディンの隠れた名店。
マレー系とシンガポール系のバクテーの両方が食べれて、両方が美味い!ビールも完備してます。

TA-CHIA
コタにある中華料理屋の大家。バクテ―専門店ではないのですが、こちらのマレー系バクテ―も「じわ~~」と滋養を感じる味で試す価値あり。

ソンファ(Song Fa)
シンガポールの有名バクテ―店、ソンファのインドネシア店です。コタにあります。
シンガポール本店の味さながらに、スパイシーなバクテ―が楽しめます。
店内もバクテ―屋にしてはかなり綺麗。アジア初心者でも大丈夫です。

Lapo Ni Tondongta(ラポニトンドンタ)
クニンガンのローカルモール内のお店。
インドネシア料理だからって豚が無いと思うなよ!ということでインドネシア料理です。
Lapoと名がつくのはバタック料理のお店。スマトラに住むバタック人はキリスト教徒です。そのため豚も食べます。そして彼らの豚料理がこれがまたなかなかに素敵なんです。
日本食とも中華料理とも違う豚の味わいを楽しめます。
このラポ系のお店、もう一つあるんですよ…かなり美味いラポの店…。いつかこの記事に追加されることをご期待ください。

最後に
ここには書いていませんが、日本人ターゲットの居酒屋や日本料理屋ではだいたい豚が食べられます。ただ、インドネシア人も取り込んでいるお店は居酒屋でも豚が無い場合があるのでご留意ください。
また、ここに無いお店でもまだまだ豚を出すお店はあります。ただ単に筆者が思い出せない、もしくは記事にできてないだけです。いや、ほんとまだまだあるんですよ。
豚を食べ慣れている人にとって豚は貴重なビタミン源。たまに食べないとほんとに体調を崩します。「豚ロス」に陥る前に豚は摂取しておきたいものです。
最後になりますが当サイトでは「レストラン紹介記事」の検索ができます。豚以外にもいろんな条件で探せるのでぜひお試しください(完璧では無いのですが…その点はご容赦ください)。
参考ページ