ついにこのお店をご紹介する日が来ました。
前から美味しいのは知っていたのですが、なかなか訪れる機会がなかったお店。
皆さん、ぜひGo Foodあたりでデリバリートライしてみてください。
本記事の目次
バタック人とLapo
スマトラ北部に住むバタック人たちはキリスト教徒が多く(昔は土着宗教が多かったそうです)、豚も食えば酒も飲みます。
そんなバタック人が集まるバタック料理のお店はLapoと呼ばれ、ジャカルタでもLapoなんちゃら、となれば豚があります。
そしてそんなLapoが我らがSudirmanエリア(筆者在住エリア)、City Walkのすぐ近くにあるんです。
インドネシア至上最高レベル(当社比)でビールに合う、Lapo Siagian Boru Tobing
その名もLapo Siagian Boru Tobing。
この店を知ったのは偶然で、空腹極まり無い時にGo Foodでたまたま頼んだのがきっかけ。餓死しそうだったので超近所から頼んだらそれがLapo Siagian Boru Tobingだった、という。
ここの豚料理が純粋に美味しいしビールに合う!Sate Padang Ajo Ramonと出会った時以来の衝撃を受けました。
それから何度かデリバリーしてたのですが、デリバリーだけで記事を書くのも気が引けまして。ついに先日乗り込んだというわけです。
店内は豚とビールのパラダイス
入り口は一見ご飯屋さんとはわからない雰囲気。バイクの修理場に並んでいるのでさらにわかりにくい。

看板もなんだかNotaris の事務所みたい(LAPOと書いてますけどね)。

でもよく見るとレストランらしき看板も立っています。

中に入ると意外に広く、エアコンの効いた空間も完備されていました。


そしてなんと週末の昼間からビールを飲むインドネシア人の皆さん。バタック人っぽい人も多数います。


リーズナブルに豚をつつきながらビールを飲める。下記の右下。サイズは大瓶。

ついでに飯メニューも。

いやー、自宅近くにまさかこんな空間があるなんて、盲点でした。
いくつか料理をご紹介します。
価格の通貨はIDR、R=Ribuで1,000、税サは抜きです。
Panggan lomok / 26,000 Rp.

見た目はただの焼き豚なんですが、下味が染みていて柔らかい。不思議と飽きが来ません。あとからジワリジワリ美味しいが広がります。
単体でも美味いんですが、フレッシュ味のあるチャべと合わせるとこれほんと最高。

お腹痛くなるけどやめられません(筆者はインドネシアの唐辛子がお腹に合わない)。

腹痛という犠牲を払っても食べる価値のある組み合わせです。
Arsik Tanggo / 35,000 Rp.

この黄色いスープがなんとも奥行きがあって素敵煮込み料理です。ターメリックにレモン風味が少し。生姜にタケノコ、そしてその中で煮込まれた豚がいい。
タイミングによって肉が硬い時もありますが、スープは一食の価値ありです。出てくる部位で肉の硬さがものすごい変わります(笑)
ちなみにこの日の肉は激しく固く、「野生児」みたいに塊にかぶりついていました。
Babi kecap / 37,000 Rp.

酢豚の酢を抜いた感じです。これはぜひ白米と食べたい。ご飯二杯はいける味。今回は頼んでいないですが、酒のつまみには筆者がいつも頼むSaksangの方ががおススメです(少し辛くて強い味)。
まとめ&店舗情報
バタック料理は何気に過去にも食べる機会はありましたが、Lapo Siagian Boru Tobingは特別に美味いです。
インドネシアが長い方も、来たばかりの方にもおススメです。
普段スディルマンあたりにいる方はぜひ店舗に訪れてみてください。遠方の方はGo Foodを駆使して!
ちなみに!ビールはあまり冷えてないのでそこだけはご了承ください。
店舗情報 | |
店名 | Lapo Siagian Boru Tobing |
所在地 | |
電話 | 0813-1035-9473 |
営業時間 | 9:00-21:00 |
Web | https://www.zomato.com/id/jakarta/lapsito-lapo-siagian-br-tobing-matraman |
2018年5月追記
インドネシア在住歴の長い皆さんと再訪問する機会に恵まれました。
全体的にやはり美味い!という中でも、その日話題になった料理がこちら。

ナニウラ(Naniura)というバタック料理。
なんと、こちら「生の鯉」を使った料理。
生の鯉を香辛料やライムやレモンなどで締めて酢漬けにした料理とのこと。
在住歴の長い皆さんの中でもかなり珍しい料理らしく、実際に味もインドネシア料理にしては珍しいです。
一食の価値あり、な一品です!