ジャカルタ在住の方ですでにご存じの方は多いかと思いますが、先月(2016年9月)にジンギスカン屋がジャカルタで開業しました。
嬉しいことにジンギスカンの本場「北海道」からの進出だと言うではないですか!
少し前ですが訪れる機会があったので様子をまとめておきます。結論、美味しかったのでぜひ再訪したいです。
在住者だけではなく出張で食べる日本食としても行く価値ありです。
【2017年10月29日追記】
こちらでご紹介している「セノパティ店」は2017年10月29日付で閉店し、2017年11月8日よりガンダリアエリアにて再営業されています。住所はJl.Gandaria 1, No.8-9。何度が訪れていますが相変わらず美味しいです。詳細は記事最下部にて。
本記事の目次
北海道から来た「北海道ジンギスカン 仁」
一年の7割が冬の北海道から、10割が夏のジャカルタへ。遠路はるばるよくぞ来てくれました。
「北海道からジンギスカンが来るらしい」という話は業界情報(?)として耳には入っていましたが、OPENして間もなく知人経由で「美味かった」と情報が入ること入ること。
筆者も北の国出身。同じ北国から来て頑張っている情報を聞くと励まされます。
レストランの名前は「北海道ジンギスカン 仁 」。
北海道ごり押しです。
昔筆者が東京に住んでいた時にジンギスカンブームが起こり、東京でもジンギスカン屋が乱立したことがありました。
残念なことに北海道風のジンギスカンとは微妙に味が違って満足できなかったことを覚えています。
やはりジンギスカンの本場は北海道。これは期待が高まります。
セノパティの目抜き通りにたたずむいい感じの路面店
どこに作るのか?がずっと気になっていましたが、OPENしたのはジャカルタの(未来の)表参道ことセノパティエリア。
前回ご紹介した「NAMAAZ PRIVATE DINING」のハス向かいくらいの場所にあります。
現在はガンダリアに移転しているのでご注意ください。
▶ジャカルタで一番有名なガストロノミーレストラン「ナマーズダイニング(Namaaz Private Dining)」でインドネシアンフードエンターテインメントを体験しよう!
ショッピングモールではないエリアにあるというのは個人的にとてもありがたいです。モールの中のレストランってどれも同じような雰囲気になりますし、新鮮味がないと感じております。
ただ、セノパティにジンギスカンというのも不思議な組み合わせ。もしかしてスタイリッシュな感じにしちゃったのでは?と思いつつ歩いていくとありました。

祭?
とてもいい感じです。北海道の素朴な田舎風レストランという感じがすごくよく出ている(誉め言葉です)。
グナワルマン通りでこの外観はかなり目立ちます。
ただ、なぜか羊のDOMBAではなく山羊のKAMBING。
ま、ま、まさか羊じゃないのか…?
と一抹の不安を持ちつつも門をくぐります。
通路をくぐると入り口前には「仁」提灯。日本風家屋がジンギスカンへの期待値を煽ります。
店内は40席程度の1フロアのみ。華美な装飾などもなく、普通の日本っぽい雰囲気がたまりません。路面店でこういう感じのお店が増えていくのは本当に嬉しいですね。

さすがFrom北海道!なジンギスカン鍋
この日は団体で予約しており、コース料理となっていました。座席に到着すると万全の準備体制。そしてやはりありました。

ジンギスカン鍋!!
これですよ。これがないとジンギスカンではないですよ。北海道ではアルミの使い捨て品が販売されるくらい生活に浸透しているジンギスカン鍋。
期待値が最高に高まります。
ジンギスカン鍋で食べるオーストラリアンラムジンギスカン
看板にKambingと書いてあったのでまさかの山羊肉なのか?と不安に思っていましたが、オーストラリア産のラム肉を入れているとのことです。
お肉はタレに漬けこんでいるタイプではなく、フレッシュの肉を焼いて食べるスタイル。フレッシュな羊肉はビールにとても合います(漬け込み肉はご飯と食べると非常に美味い)。
このパーティー感。やはりジンギスカンは盛り上がります!
そして焼きあがるジンギスカン。
美味い……まさに北海道の味がする(ちなみに北海道のジンギスカンでもオーストラリア輸入肉を使っているところが多いです)。
タレもしっかりとした「ジンタレ(ジンギスカンのタレ)」になっていて文句のつけようがありません!
山羊肉はシンプルなお鍋で登場
ジンギスカンのお隣にはお鍋が設置してあり、「羊鍋でもやるのかな?」と思っていたら登場したのは大量のKambing(山羊肉)。
これはまたシンプルで美味しそうですね。潔い肉とネギニラの組み合わせ(下にキャベツ入ってます)。
ジンギスカンが美味でしたのでこちらも期待値が高まります。
そして完成。

これも美味い!!
スープの味付けは超シンプルな日本の寄せ鍋風。インドネシアでは山羊料理も多いですが、味付けが変わるとここまで食材の表情も変わるのですね。完全に日本の味です。
これがまたビールに合う。ジンギスカンと激うま山羊鍋。そしてビールは飲み放題。
これ以上の贅沢がこの世にあるのでしょうか……少なくともセノパティエリアには無いでしょう!
まとめ&店舗データ
この日は飲み放題といい塩梅の料理セットのお任せになっており、さらに開店キャンペーンも混ざっていたため個別の料金はわかりません。一人45万ルピア程度だったかと記憶しています。
周囲の情報によると週末は予約を入れないと入れないこともあるようです。もしかすると平日でも訪れる際は座席予約しておくのがよいかもしれません。
やっぱりジンギスカンは美味い。最高です。Japanese Yakinikuとは別にインドネシアでももっと広まっていけば嬉しいですね!
移転情報
セノパティ店は閉店し、2017年11月8日よりガンダリアの新住所にて営業開始しています。新住所は下記に更新しておきます。
<店舗情報>
店名:ZIN RESTAURANT (北海道ジンギスカン仁)
所在地: Jl. Gunawarman No.71, Rw. Bar., Kby. Baru, Kota Jakarta Selatan Jl.Gandaria 1, No.8-9
電話: +62 2127510244
営業時間: 12時00分~0時00分
【2017年12月追記】
移転先店舗を訪れて参りました。
リーズナブルな食べ飲み放題メニューも開始されたようです。
500,000 IDRくらいで、美味しいジンギスカンと野菜、さらにビール飲み放題が楽しめます。
詳しくは店舗までお問合せください。
食べ放題のお肉も大変美味しかったです。