先日驚愕のニュースが飛び込んできました。
インドネシアジャワ島のセマランという街に「トイレ」をモチーフとした「トイレカフェ」が4月にOPENし、地元客の注目を集めています。
こちらのお店はすでに『閉店』しています。そりゃそうだよね…。こんなお店もあったんだ…という思い出としてご笑覧ください。
便器に座って便器で食べる、斬新過ぎるスタイル
店名は「Jamban」でまさに「トイレ」の意味。
店内では客は「こしかけ便器」に腰を掛け、「しゃがみこみ式便器」に盛り付けられるインドネシア料理の「バクソ(ミートボールスープ)」や「フルーツポンチ」を食べるそうです。
別に狙っているわけではないでしょうが、便器で「バクソ(BAKSO)」を食べる、というのが日本語の音的にはなんとも言えません。
Twitter上でも話題沸騰……。
#AWANInews 'Cafe Jamban' di Indonesia unik tetapi memualkan https://t.co/4Q8xVYz1DL via @501awani pic.twitter.com/AGviEFJ8Ca
— 🇲🇾Astro AWANI🇲🇾 (@501Awani) July 20, 2016
eNCA | Indonesian toilet cafe poo-poos taboos https://t.co/ssyHrnG8y9 pic.twitter.com/Tid4FLDN8Y
— eNCA (@eNCA) July 20, 2016
Cafe jamban the toilet cafe was surprised people. But let see the messages . 94 millions indonesians have no toilet pic.twitter.com/KhoMrzhcLY
— WC4ALL INDONESIA AND GLOBAL (@5b61fa2d839649e) July 17, 2016
Ini Kekhawatiran Ulama atas Hebohnya 'Cafe Jamban' yang Sajikan Makanan dengan Kloset Jongkok https://t.co/eZerdmXlG3
— PalembangInfo_ (@PalembangInfo_) July 2, 2016
こうやって見てると意外にいけそうな気がしてきました。
なんでこんなカフェが登場したの?
「また新しいもの好きの仕掛け人がやったのでは?それにしてもちょっと悪趣味じゃないの~」と思った貴方。
それは誤解です。
様々なメディアでも伝えられていますが、オーナーのバディ・ラクソノ氏さんは公衆衛生の専門家。カフェ開店の動機はいたって真面目です!
バティさんのコメントを抜粋します。
インドネシアの家庭の約40%にはいまだトイレがなく、多くが屋外で用を足している。このため伝染病が発生し大勢が病院に搬送され、生産性を損なっている。このカフェはそうした問題について議論し、同国の衛生状態を改善する解決策について考えてもらうための場所だ(引用:AFP)
また、氏は過去にも便器設置の活動をしており、すでに3500の便器をインドネシアに設定したとのことです。
カフェコンセプトとメッセージの連動制はどうかな?という気もしますが、想いは間違いなく本物ですね。これをきっかけにトイレ問題の現状を知る人が増えるだけでも意義があるかもしれません。
もしセマランに立ち寄ることがあれば、トライしてみる価値はある……かも!?
吐き気を催した客のために、店内には嘔吐用のビニール袋も完備されているそうです。
……やっぱりバティさん、少しネタを意識してる気がしてきたな。
アクセス
電話などはないようなので、住所と地図を片手に探しましょう!
住所:445,, Jl. Untung Suropati, Ngaliyan, Kota Semarang, Jawa Tengah, インドネシア