筆者はカフェが好きです。
日本でサラリーマンをやっていた時代から、ことあるごとにオフィスを脱出してカフェをオフィス化して仕事をしていたりしました。
カフェって音楽のような機能を持っていると思っています。音楽が生活を彩ってくれるように、カフェも日々の単調な生活を彩ってくれます。時には元気を与えてもらったり、時にはコミュニケーションを活発にしてくれたり。
今回ご紹介するカフェもそのようなカフェの一つで「一日の気分を特別にしてくれるカフェ」です。
それは、グランドインドネシアにある「D JOURNAL(ディージャーナル)」というカフェです。
なんだよ、いつも混んでるあのカフェかよ、と即断することなかれ。なかなかほんとにジャカルタでは屈指の実力派カフェです。
本記事の目次
インドネシアのライフスタイル創造集団ISMAYAがプロデュース
インドネシアは新興国ではありますが、首都ジャカルタには日本顔負けのカフェやレストランを見つけることができます。食べ物の味は置いておいて、インテリアやコンセプトが凝っている。辿っていくとやはり仕掛け人がいるのですが、そのうちの一つがISMAYA GROUP(イスマヤグループ)です。
ISMAYAは海外留学組の創業者により2003年から事業を開始。「海外のライフスタイルをジャカルタへ」をテーマに、セントラルジャカルタを中心に複数の業態を展開しています。
レストラン以外にも、「Djakarta Warehouse(ジャカルタウェアハウス)※」などのイベントを手掛けていたりします。海外ブランドをそのまま持ってくるわけではないので厳密に言うと違いますが、現代の日本で言うと「トランジットジェネラルオフィス」とかに近いのかな?
※東南アジア最大のテクノミュージックイベントです。
情報感度の高いジャカルタの若者が行くようなレストランやカフェを辿ると、けっこうな確率で「ISMAYA」の文字を見かけます。特にジャカルタの中心モール、グランドインドネシアのISMAYA度は非常に高く、10店舗近くグループ系列業態が入っています。
ご興味がある方はISMAYAの公式Webをご覧ください。
D JOURNALに行くなら朝一がおすすめ!
そんなISMAYAがプロデュースするD JOURNAL。ジャカルタおしゃれっ子をはじめ、現地で働く外国人からも支持を集めています。グランドインドネシアのかなり目立つ場所にあるため、ご存じの方も多いかと思いますが、とにかくいつも混んでいます。
ということで、おすすめは週末の朝一。
週末にオフィス街などを歩くと、普段と違った風景に気付いたりしますよね。週末早朝のD JOURNALもまさにそう。いつもの賑やかな雰囲気とは異なる、なかなかに趣深い表情を見せてくれます。




じ~っと見ると細部まで凝っている配色、抜けるように高い天井など、まるで自分も少しおしゃれになった気になってきます。こんなおしゃれな場所で優雅に朝飯食ってる自分って、なんか素敵…と。
まぁ、周囲はアメリカンブレークファストに飢えた周辺に住んでる(たぶん)テキサスなおじさん達がちらほらいたりしますが……。我々が朝に白米と味噌汁が恋しくなるように、西洋人も朝ソーセージとか恋しいんですかね。どうでもいい話ですね。




筆者と筆者のiPhone5が全力を出した写真は以上です。少しでも空間の心地よさが伝われば良いのですが。ここからはいくつかメニューをご紹介します。朝飯なので数は限られますが。カッコ内の価格はすべて税込みのRibu IDR(千ルピア)です。
D JOURNAL BIG Breakfast (75R)

まさにBIGの名がふさわしいボリュームの朝ごはんです。この日はとってもお腹がすいていたので迷わずにオーダーしてしまいました。写真のソーセージは見た目以上にBIGで、15cmくらいあります。老女や小童だとこれだけで腹がいっぱいになるのではないでしょうか。
アメリカンブレックファストを食レポしろと言われても非常に難しいのですが……レモンソースがかかったクレソンが新鮮で美味しく、朝から健康的にしてくれそうな予感を感じさせます。そして、奥に見えている牛のベーコンがなかなかに濃い味を出しています。
POUR OVER COFFEE(29R)

そしてアメリカンブレックファストの親友とも呼べるのがコーヒー。特にアメリカンブレックファストじゃなくても頼みますけどね(筆者は一日3~5杯のコーヒーを飲みます)。

うん、やはりコーヒーと並ぶとしっくりきます。ホテルの朝ごはんみたい。
コーヒーはオーダー後にスタッフが丁寧に一杯ずつ淹れてくれます。ドリンクは座席まで届けてくれないのでお気をつけください。カウンターサイドの受け渡しスペースで名前を呼ばれ、受けとります。
取りに行かないと何度も名前を呼ばれますが、しばらくするとスタッフが諦めてドリンクが放置されます。混んでる時は他の客が持って行ったり。うーん、そこはインドネシアンクオリティ。
MANGOLISIOUS/マンゴリシャス(12oz=39R、16oz=49R)
実はコーヒーよりも何よりも一番おすすめしたいドリンクがコレ。マンゴーのフローズンドリンク「マンゴリシャス」です。筆者はこれが大好きで、カフェ名ではなくこの商品名を記事タイトルにしようか迷ったくらいです。
ジャカルタでは2017年くらいからにわかにマンゴーブームが起きていましたが、そんな新興勢力なんてなんのその。マンゴースティッキーライスかD JOURNALのマンゴリシャスか、の2択ですよ。
中身はマンゴージュース、アイス(氷)、そしておそらくヨーグルト。フレッシュでありながら青臭さがなく、甘すぎることもなく、一口ごとに幸せが口の中に広がります。これはたまりません。甘党ではない筆者もイチコロでした。
もし、ジャカルタ在住の方でまだ飲んでない方がいたら、これを飲まずに帰国しないでください!旅行中の婦女子、出張中のビジネスマンもぜひ!
店舗データ
ジャカルタ有数の雰囲気押しカフェ、D JOUNALをご紹介しました。今回は朝押しでしたが、日中や夜でも使えるお店です。キッシュなどの小料理もなかなか美味しいです。さらにビールも飲めます。そしてモールなので完全分煙です。

店名:Djournal Coffee
住所:Grand Indonesia Mall, Lantai Ground, West Mall, Jl. MH Thamrin, Thamrin, Jakarta
電話: 021 2358 1835
営業時間: 8時00分~23時00分
スマフォだと見にくいので、今回から地図を小さめにしました。