ムスリムが多いインドネシアではありますが、幸いにもジャカルタにはお酒が飲めるレストランやバーが多数あります。
ただ、多くのお店はインドネシア人や西欧人の志向に合わせており「にぎやか」さを第一義に置いている印象を受けます。
また、お国柄しょうがない面もあるのですが経験を積んだバーテンダーというのが本当に少ない(だいたい海外へ行ってしまう)。
きちんとしたホテルのラウンジでカクテルを頼んでも「ジントニックの気泡が…」と残念な思いをすることも少なくありません。
お酒が好きな方はジャカルタに来た当初、誰しも思ったことでしょう。
「ジャカルタには静かに飲めるまともなBarはないのか?」と。
実はあるんです。ジャカルタにもジャズが流れる銀座風Authenticなカウンターバーが。
本記事の目次
大人のための洗練された空間、D.Classic
そのバーは前回ご紹介した「HAZARA」の2階にあります。
参考 タイ料理も頼めるタムリンの会食向けインド料理レストラン「Hazara」
その名もD.Classic。
雰囲気のある古民家風の建築を2階に上がると、壁に突き当たります。
この扉がエントランスとなっています。
扉の奥にはジャカルタで探し求めていた「静かな大人のカウンターバー」が広がっています。
日本のツールと技術が生み出す「正統」な一杯
D.Classicは2017年11月にOPENし、現在ではお酒を愛するインドネシア人ビジネスマンやセレブリティたちが集う場となっています。
店内で使用されるグラスは日本からの持ち込み品、そして店を統括するマスターバーテンダーの方は日本・シンガポールで経験を積んだ日本人の方です。
そしてJAZZが静かに流れる重厚感のある雰囲気。まさしくジャカルタの中の銀座風BARです。
お酒の規制が多いインドネシアですが店内にでは各種カクテルはもちろん、ウィスキーからワインまで対応。
フレッシュフルーツカクテルも楽しめます。
スタンダートなクラシックカクテルから、好みに合わせたビスポークスタイルカクテルまで様々な楽しみ方ができます。
この日いただいたグラスを少しだけご紹介します。
テキーラとカンパリとアガベソースのカクテル
筆者無類のカンパリ好きなのです。ピリリとしたビターな味にシロップの甘さがいい塩梅。カンパリの良さが際立っています。
丁寧に目の前で作っていただき、まさに目と舌で楽しませてもらいました。
ザクロのビスポークスタイル
フルーツを使ったショートカクテル、のリクエストからの一杯。ザクロの自然な甘みが広がります。何杯でもいけてしまいそうだ…。
三種のアメリカンウィスキーを樽で寝かせたゴッドファーザー
大好きなカクテルの一つ、ゴッドファーザー。このカクテルは少し特殊で、3種のウイスキーのブレンドカクテル。
さらに樽で寝かせるという知識と技術が浸み込んだ一杯です。
樽で寝かすことで味がまとまっておりまろやかになるそうです。ただ、あまり若いと樽香がえぐみに感じられることもあり、提供するタイミングが難しいそうです。
今回のゴッドファーザーはちょうどよいタイミングとのことでした。
店内には他にも寝かせているカクテルがいくつかあります。
ラムとレモングラスのカクテル
口直しにさっぱりしたものを、というリクエストからの一杯。レモングラスの凛とした酸味が舌を引き締めてくれます。
アラウンド・ザ・ワールド
筆者が酔っぱらうと飲みたくなるカクテルのうちの一つ(もう一つはモッキンバード)。
学生時代から締めとして飲んできました。
ジンとミント、そしてパイナップルの甘さがどこまでも連れてってくれる感じがするんですよね。
今回はフレッシュパイナップルからの一杯。
たまりませんね。全部最高だ。
まとめ&店舗情報
派手さや勢いが先行しがちなジャカルタのナイトシーンにおいて、丁寧にお酒を楽しめるクラシックなバーは大変希少です。
男同士で語るのも良いし、カップルや夫婦で特別な時間を過ごすのもよし。もちろん一人で純粋にお酒を楽しむのも素敵ですね。
団体での個室利用も可能で、10名程度であれば対応可能とのことです(個室利用時のミニマムペイメントは一人 Rp.1,000,000)。
ご利用時は飲みすぎて他客の迷惑にならないようお気をつけください。
以下、移転先の店舗情報を記載します。
店舗情報 | |
店名 | D.Classic |
所在地 | |
電話 | |
営業時間 | 18:00~25:00、金土曜は~26:00、日曜定休 |
Web | なし |