前回の記事でも書いた通り、筆者は今一時的にボゴールに滞在しています。
▶ボゴールの超有名カフェレストラン、レモングラス(Lemongrass)で固いティッシュを食べた話
せっかくなのでまだあまり日本語情報がないスポットへ行きたい!ということで、これまたインドネシア人に連れられ、チモリリバーサイド(Cimory Riverside)へ連れて行ってもらいました。
リバーサイドレストランと聞いていたのですが、レバラン時期ということもあり現地は親子連れでごった煮。それもそのはず、この場所はおしゃれなデートレストランというよりも親子で楽しむスポットという色合いが強いのです。
少しマニアックですが、ジャカルタから休日にお出かけしてみるのも良いかも?ということでご紹介します。
本記事の目次
その前にCimoryって?
チモリって何?という方のために、簡単にご紹介します。実は筆者もよくわかっていませんでした!インドネシアに住んでいる方ならこのパッケージを一度は見かけたことがあるのではないでしょうか?

コンビニやスーパーマーケットで売っている、ヨーグルト飲料。これを手掛けているのが「Cimory」です。ヨーグルト飲料をはじめ、豆乳飲料、ミルクドリンク、などの乳製品を販売。さらにそこから派生してソーセージなどの加工食品やチョコレート製品も扱っています。さしずめ、日本でいうところの森永乳業みたいなものでしょうか。
複合施設のCimory Riverside
そんな、まさにターゲットが「ファミリー層」のCimoryが手掛ける施設がPuncakの川沿いに位置するCimory Riverside。
概要は、
- レストラン(今回のメイン)
- リバーサイドウォーク
- チョコレートファクトリー&ショップ
- パティスリー
- 子供向けのゲームセンター&広場
- なぜかバティック中心のアパレルショップ
が隣接するミニミニショッピングモール的なプレイスポットです。
こうやって書くとすごく大きく感じるのですが、「いくつか土産屋さんが付いたファミリーレストラン」という程度の理解の方が良いです。前説はこのくらいにして、現場の様子をご紹介します。
チモリーちゃん
入口には大きくCimoryの看板。

さらに隣では(たぶん)チモリーちゃん(?)が今にも抱きしめんばかりの雰囲気で歓迎してくれます。

右手にはこんな感じでお土産スペースとしてパティスリーやらチョコレート屋が広がっており、チモリーちゃん(推察)もお土産として買われるのを今か今かと待っています。

なんだかこの写真、照明の当たり方が少し寂しいですね…売れてないのか?チモリーちゃん!?
でも今回はレストランメインなのでチモリーちゃん(仮称)には別れを告げ、レストランへ。
レストランのテラス席は壮観
レストランはファミリー向けということで広々としたホール型。入口すぐに彼らが手掛けるソーセージブランド「Kanzler(カンツラー)」の即売会。後で軽くご紹介しますが、このソーセージがなかなか美味い。

建物内の客席はまさに「The 観光地のファミレス」的な作りですが、その先に広がるテラス席が素晴らしい。





個人的にはリバーサイドビューというよりマウンテンビューな印象です。
それにしてもさすが南国だけあって植物が超巨大です。特に「シダ植物」というやつですしょうか?行ったことはないですがジュラ紀を彷彿とさせます。
さらにこの後、大雨が降りだし山間ということで雷鳴も近くで轟く。まさに「ジュラシックパーク(若い世代の人はジュラシックワールドで!)」状態。このままTレックスが木を倒して出てくるんじゃ……と不安になるくらいのリアリティでした。
さて、肝心のご飯ですが地方の観光地、且つファミレス型、ということで目新しいものはないのですが、下記ソーセージはぜひトライしてください(価格は税サ抜き、R=Ribu Rp)。
スパイラルカンツラー/Spiral Kanzler(45.9 R)

Sosisというと味気ないインドネシアのチキンソーセージをイメージされるかもしれませんが、こちらはドイツ風のビーフソーセージ。ジャカルタの中心地だとモールで一本10万Rpくらい取られそうなもんですが、さすがに「地方×ブランド直営店」ということで安いです。
しかし、大変残念なことにビールは置いてありません。
ビールがあればお父さんお母さんも最高に楽しめるでしょうに……、悲しいかなここはインドネシア。地方ではなかなかビールを飲めるレストランがない。
時期はムスリムの最も大切な休暇、レバランということで周りはほぼ10割ムスリム。
おとなしく酒以外を楽しむか、ということで頼んだのがなぜかこれです。
ロンデコンプリット/Ronde Complit(19.5 R)

ロンデです。白玉やピーナッツの種、コランカリンと呼ばれる実を甘い生姜湯で飲むトラディショナルドリンク。今年のプアサの時期に夜な夜な現れた屋台で初体験し、ハマっています。特にここのロンデが美味い!というわけではないのですが、ロンデを紹介したかっただけです。
リバーサイドへ降りてみる
飯を食べながらも、大雨が来そうだ、ということで颯爽とリバーサイドへ降り立ってみました。レストランのテラス席から階下へ降りることができます。

降りる途中には分岐があり、子供向けのゲームセンターがあります。

また、でかいドリンクを設置したセルフィースポットも。

さらに降りていきます。

川沿いではたくさんの人が撮影に励みます。際は舗装されており、遊歩道のようになっています。

この遊歩道はどこまで続くのかな?と探索しようと思った瞬間、大雨が降り始めて時間切れ。写真でもわかると思いますが、少し奥まで行けそうな予感がしますよね。
まとめ
家族向けのスポットということで、確かに小さい子供を連れてきたら楽しんでくれそうな場所でした。ただし、すでに述べたようにそこまで大きな施設ではないので半日も持たないかな、という気もします。ボゴール観光にでも行こう!となった際に、他の場所と組み合わせて訪れてみるのが良いかもしれません。
<ロケーションデータ>
店名:Cimory Riverside
所在地:Jl. Raya Puncak Km. 76, Megamendung, Jawa Barat, インドネシア
営業時間: 8時00分~22時00分
電話: +62 251 8252678