レストラン情報

ジャカルタ人気NO1.のステーキ、ホーリーカウ(Holycow)

人間、元気を出したい時は肉を食べねばなりません。
筆者が日本で営業マンだったころ、こういう話を聞いたことがあります。

  • ある研究者が、営業チームを2つに分けて実験を行った。
  • グループAは通常通りの営業サイクルを行わせ、グループBには定期的に焼肉を食べさせた。
  • 結果、グループBの営業成績が有意に上昇した・・

と言う話。

本当かどうかわかりませんが、パワーを注入したい時はガッツリ牛ステーキですよね。

しかし残念なことにインドネシアではなかなか良い食材には出会えない。

物流、飼育環境、輸入規制など様々な問題があるのだと思いますが、とにかくローカルのステーキ屋でそこそこの金を払っても満足する味には出会えない。

一方でOutbackのような外資系レストランもあるが、一食三千円なんてセレブでなければ日常的には食べられない。

そんなないない尽くしの中、筆者の前に救世主のように現れたのが「ホーリーカウ(Holycow)」でした。

ステーキのファストフードレストラン、ホーリーカウ

インドネシア人流に発音すると「ホリコー」です(ここでは通常の日本人発音としてホーリーカウで)。

100,000~150,000 IDRでオーストラリア産のWAGYUを食わせてくれるステーキのファストフード店。

過去に紹介したロビーロブスターとは同系列ですね(あちらはロブスターのファストフード)。

ホーリーカウは2010年にこのおじさんによって歴史をスタートしました。
 Chef Afit
元々テレビ局で働いていて、ある日美味いステーキを食べた際に「この美味しいステーキをお手頃な価格でどうにか提供できないか・・・?」と思案した末にオーストラリアWAGYUを使ったシンプルな専門業態を思いついたそうです。

筆者がインドネシアに来たのは2014年ですが、その頃にはすでに「超成功した人気店」として扱われており、その勢いは今でも衰えていないように感じます。

一皿100,000~150,000 IDRがボリュームゾーンで、現地人にすると決して安くはない値段ですが、家族連れからカップル、女子会ニーズまで、常に人がある程度入っています。

最近ではトラックで店舗ごと出張するパーティー向けの業態なども展開しています。

筆者がたまに訪れるのはSenopati店です。
holycow seopati entrance

お隣は姉妹店のロビーロブスターがあります。

店舗前にはこんな感じのワイルドな焼き場があり、ここでひたすら肉をグリルプレートで焼き続けています。
Holycow 焼き場
店内もいたってシンプル。
ホーリーカウ店内
まさに肉を食うためだけの場所。

 

ステーキを食べさせるだけ!のシンプルこの上ないメニュー

そしてメニューもシンプル。
ホーリーカウのメニュー(手ぶれしてて申し訳ないです、、こちらでも見れます)

まさに肉だけ。

メニューにはKOBE BeefからHOKUBEE、ANGUS、WAGYU SELECION、AUSTRALIAN BEEFとありますが、実はそこまで大きく味は変わりません。前に一度仲間と食べ比べをした際に、これは!!!というものもなく。

強いて上げればHOKUBEEの肉質が柔らかかったかも(KOBEは高すぎて食べていません)。

逆に言えば安いものでもなかなか美味い、とも評価できますね!

オーダーの仕方もシンプルです。

肉を選んで、サイドディッシュを2種、ソースを1種選ぶのみ。

サイドディッシュはお好みで。

ソースはマッシュルームソースがおすすめです。ソースがなくとも、醤油ベース(おそらくケチャップアシン)ソースとハーブで下味が付いているので美味しくいただけます。

仕上がりはこんな感じ。
ステーキ
これはたしか97,000 IDRのBuddy’s Special。

一番安い肉ですが肉も思ったより柔らかく、すぐに完食してしまいました。

メニューを見てお気づきかもしれませんが、このお店、「ライス」がありません。

インドネシア人は大のライス好きですが、ステーキを食べる時はなぜかライスが無くても平気みたいです。

インドネシア人は決して健康な食生活を送っているわけではないのですが、彼らなりの食のこだわりがあります。

この場合は「ステーキにはポテトとコーンが付いている。炭水化物がすでにあるのに白米を食べるのは炭水化物摂り過ぎだろ?」ということらしいです。

不思議ですね。

インドネシアの皆さん、油はあんなに毎日過剰摂取しているのに、W炭水化物やWタンパク質、には過剰な反応を示すのです。

話それました。戻します。

ご飯が無いことに加え、超ローカル向けなので当然ビールもありません。みんなサッ!と肉を食ってサッ!と帰ります。

面白いことになぜか男性よりも女性が多いです。日本でも焼肉に一人で向かう女子とかいますからね。女性の肉好きは国境を越えても変わらないのでしょう。

最後に価格について。

一皿100,000~150,000 IDRと、ローカルにとっては安いお店ではありません。ただ、この価格感でしっかりと幸せに食べられるステーキを出す店は他にはほとんど無いです。

モールに入っている他の某ステーキ屋など、固くてやせ細ったような肉しか食べられません。そういう意味では、日本人の我々にとってはもちろん、ローカルにとっても積極的に利用できる「コスパが高い」お店となっているのでしょう。

タイトルに「NO.1」と記載しましたが、この価格帯では間違いなく一番美味いです。

肉にガッツキたい時、ホーリーカウはおすすめです。

<DATA>
たくさんあるので、とりあえずSENOPATI店を。
店名:Holycow STEAKHOUSE by Chef Afit SENOPATI
住所: Jalan Bakti No. 15, Senopati, Daerah Khusus Ibukota Jakarta
電話:0858-1408-1408
営業時間: 11時00分~22時00分

【2016年6月10日追記】
本記事でご紹介したJl.Baktiの店舗は6月で閉店とご連絡をいただきました。
同じくSenopatiにあるJl.Wolterの店舗情報を記載しておきます。

店名:Holycow STEAKHOUSE by Chef Afit SENOPATI
住所: Ruko DeMonginsidi No.12E, Jl. Wolter Monginsidi, Daerah Khusus Ibukota Jakarta
電話:+62 858-1408-1408
営業時間: 11時00分~22時00分

【2018年3月追記】

勢いの落ちないHoly cow。現在ジャカルタには「Holycow! Steakhouse by Chef Afit」と「Steak Hotel by Holycow! 」の2つがありますが、前者はオリジナルで後者は後発のフォロワーなんだとか。本当だとしたらインドネシアのパクリ文化は半端ないですね…。

初めて行く際は「Holycow! Steakhouse by Chef Afit」を選んでおけば間違いないでしょう!

最寄り店舗は彼らのインスタグラムでチェックしてください。

▶Holycow! Steakhouse by Chef Afit

ABOUT ME
jakameshi
ジャカルタ飯の主宰です。ジャカルタ在住で奥さんはインドネシア人。生活・仕事・観光・ご飯・国際恋愛…。守備範囲は広いです。最近はYoutubeチャンネル(ジャカメシちゃんねる)も始めました。ぜひチャンネル登録お願いします。
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