ジャカルタに住んでいると何か無性に日本の味のケーキが食べたくなる…
ジャカルタに住んでいると最近、日本の某レーゼさんが進出して来たりと日本のケーキの味に近い商品のラインナップが増えて来ましたが、まだまだお値段は高く気軽にパクパク食べれないです。私も甘い物が好きで良くジャカルタでケーキを購入し食べています。
また最近、日本人向けのバザーも最近結構盛んに開催されており、ワンパークレジデンスで開催されていた時に訪問した際にお会いしたスラバヤのパティシエさん(以下、宇田川さん)のプリンがスプーンですくう度にプルンとしており、甘さは控えめですが、卵の味をしっかりと感じ最後の最後までこのおいしさが続きます。
そして下層にあるちょっとほろ苦いカラメルソースが、味を引き締める重要なポイント。カラメルソースがあることで、どんどん食べ進めたくなるプリンに仕上がっていました。

東ジャワ州クディリの絶品焼き菓子屋「パティスリー・アフマドアリス宇田川」
宇田川さんは実はご夫婦で、焼き菓子屋さんを経営しています。


旦那さんのアフマドさんは日本でがっちりとお菓子作りを学んできたインドネシア人パティシエです。
2014年からインドネシアの東ジャワ州クディリに「パティスリーアフマドアリス宇田川」をオープンし、地元では人気店となっています。
今回、イベントで出会ったことをきっかけに、宇田川さんのご協力を得て友人のオレオレ堂を通じての通販が可能となりました。
まずは配送しやすい焼き菓子を販売しています。
参考 インドネシアのお土産専門店 おれおれ堂
おれおれ堂は2019年末でサービス停止されたとのことです。
インドネシアでも客先周りなどで菓子折りを持って行く事もありますが、なかなか箱に入った物を見かける事が難しいです。
また日本へのお土産として焼き菓子や各会社様のイベントの食べ物としてお薦め出来るアイテムかと思います。ぜひ、お試し下さい。こちらの商品は全てハラル商品となっているそうです。
アフマドさんからのメッセージ
せっかくなのでアフマドさんからもメッセージをもらいました。以下記載します。

ご存じの方も多いかと思いますが、インドネシアのケーキは見た目はいいですが、正直言ってまだ美味しくありません。結婚を機に日本で住み始めた私は日本のケーキを食べて衝撃を受けました。
「なんて美味しいんだ!!」
インドネシアのケーキも日本のような美味しいケーキになったらいいなと思い、ケーキの勉強を始めました。
また、以前インドネシアは義務教育ではなかったので、貧しい子は学校には行かれませんでした。
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私の実家の近所は貧しい家が多く、学校に行けない子が多かったです。それを危惧した私の祖母が、私財を投げ売り、誰でも無料で通える幼稚園から中学校まで創設しました。
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義務教育になった今も教材費などかかりますが、低額で通えるように両親や親戚の私財で賄っています。
ただ、最近は物価の上昇と生徒の減少で学校経営が厳しくなっています。私は色々と考えた所、祖母や両親が大事にしていた学校を残すために、少しでも学校の足しになればと願い、2014年に実家のあるクディリでケーキ屋を開店しました。
クディリから約100㎞の距離にインドネシア第二の都市スラバヤがあります。
今は高速道路が開通したので、片道2時間強でクディリまで行けますが、2014年当初はまだ高速道路が無く片道約4時間程かかっていました。
現在はクディリ店のみオープンしております。
通販をきっかけに、インドネシアに住んでいる皆様に美味しい焼き菓子を体験していただければ嬉しいです。