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執筆者: jakameshi

インドネシア駐在で日本円の給与を引き出すならクレジットカードでキャッシングが得という話

2018/02/01

先日知人と大議論になったので筆を執りました。

今回書いた話を簡潔にまとめると

  • 給与が日本円で日本口座に振り込まれる場合、日本円をインドネシアへ持ってこなければならない
  • 現実的な手法は国際キャッシュカードかクレジットカードキャッシングでATMから引き出すこと
  • 手数料を考えるとクレジットカードでキャッシングして金利をコントロールする方が良い

という話です。

すでにインドネシアに住んでいる方にはあまり関係ないかもしれませんが、今後駐在される方や出張者には役に立つ内容だと思います。

少し長文になります。

 

インドネシアで働く日本人の給与形態

インドネシアで働いている日本人はどういう形態で給与をもらっているのでしょうか?

大手の会社だと外貨や現地通貨で給与を払うところもありますが、中小企業や大手でもベンチャー気質の会社だと引続き日本円で日本口座に支払われるという場合もあるでしょう。

ちなみに筆者も日本円での給与がベースです。

言いたいことは、多かれ少なかれインドネシアで働きつつも「日本に振り込まれた日本円の給与を定期的にルピアに変えてインドネシアに持ってこなければならない」人がいるだろう、ということです。

 

日本口座の日本円給与を持ってくる方法

物価が多少安いとは言え、生きていくためには定期的に一定量の現地通貨を用意する必要があります

要は日本口座の円をルピアに変えて現地で用意しなければなりません。

どのような方法があるのかを整理してみます。

 

帰国のたびに日本円を持ち込んでインドネシアで両替する

筆者の周りでは少ないのですが、日本円を大量に持ち込み必要に応じて現地で両替している人もいます。

帰国の都度少しずつ持ち込んでいる人もいますし、100万円単位で持ってきたというツワモノも1名いました。ちなみに1億ルピア以上を持ち込む場合、ルール上は申告が必要になるのでご注意ください。

このやり方は一番わかりやすく、レートが有利な両替所を近くで見つけることができれば便利です。

日本円からの両替でよく使われる両替所としては、ブロックMのMプラザというモール2Fに入っている「Tri Tunggal Money Changer」というお店があります。筆者も何人か日本のゲストを連れて行っていますが、皆さん他の場所よりもレートが良いという評価。

Mプラザの両替所

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ただ、このやり方は「手元に円がある」ということが前提なので帰国の旅に大金を持ってきて、その都度ある程度の大金をキャッシュで持ち歩き両替しなければなりません(細かいお金を何度も両替所で両替するのは手間と交通費を考えると賢明ではないでしょう)。

生活費として大量に持ち込む人もいれば、投資目的で大量のルピアに換金し現地で定期預金に預ける人もいます。

蛇足ですが、市内の両替所に比べると空港のレートはヤクザみたいなものなので、空港での両替は極力控えた方がいいでしょう。

また、日本国内での両替も損をします。

「お金を両替する際は通貨のパワーが弱い方の国で両替する」のが鉄則です。

インドネシアでは日本円を欲しがる人もいますが、日本でインドネシアルピアを欲しがる人はほぼいません(さらに蛇足ですが最強通貨のドルが出回るアメリカで円を両替するとレートがひどいそうです)。

 

国際キャッシュカードで日本の口座から引き出す

現地で生活する場合、ATMからお金を引き出せるというのは非常に便利なものです。

国際キャッシュカードは「日本国内口座にある日本円を現地の提携ATMで引き出すことができるキャッシュカード」のことです。

国際キャッシュカードにはPLUSのマークがついており、同じPLUSのマークがついているATMであれば利用可能です。

PLUSマーク
ただ、自分のお金を引き出すとは言え日本のように無料ということにはなりません。引き出し手数料(※)が発生する場合もありますし、発生しなかったとしても為替レートに手数料が上乗せされます。

※ここで言う手数料とはカードの提供会社が徴収する手数料です。カード会社が設定していない場合も、現地のATM設置者がオーナーチャージとして手数料を徴収する場合もあります。ただし、このオーナーチャージはカード提供会社でも把握することはできないため、突き詰めてもあまり意味がありません。かかるところはかかるし、かからないところはかからないものです。

この上乗せ手数料が結構な設定となっており、例えば新生銀行だと実勢レートに加えて+4%が加算されます。

主な国際キャッシュカードの手数料は下記の通りです。

発行機関 レート 引き出し
手数料(税込)
年会費(税込)
三井住友銀行
(VISAデビット)
VISA円為替レートに+3%
※利用金額の0.25%を自動キャッシュバック
108円 無料
三菱東京UFJ銀行
(VISAデビット)
VISA円為替レートに+3%
※利用金額の0.2~0.5%を自動キャッシュバック
108円 無料
楽天銀行(VISA/JCBデビット) VISA/JCB円為替レートに+3.024% 無料 VISA 1029円
JCB 無料
新生銀行 VISA為替レートから+4% 無料 無料
イオンカード(WAON一体型)
VISA/JCB為替レートに+1.60% 216円 無料
ソニー銀行
(VISAデビット)
VISA円為替レートに+1.76% 216円 無料
住信SBIネット銀行 提携機関米換算レートに+3% 216円 無料

例えば新生銀行の場合はこうなります。

【例】2,000,000 ルピア を新生銀行の国際キャッシュカードで引き出した場合
換算レート/1ルピア=0.01円⇒合計20,000円
加算後レート/1ルピア=0.0104円⇒合計20,800円
手数料円+現地ATMチャージ なし
円=両替コストは約800円

イオンカード(為替レート+1.60% )やソニー銀行(為替レート+1.76% )であれば引き出し手数料(216円)がかかりますが、上乗せレートがまだ低いです。

一気に大きな金額を引き出して、ATM手数料を抑えれば利用してみるのもありかもしれません。

【例】2,000,000 ルピア をイオンカードの国際キャッシュカードで引き出した場合
換算レート/1ルピア=0.01円⇒合計20,000円
加算後レート/1ルピア=0.01016円⇒合計20,320円
ATM手数料=216円
総合計 20,536円
手数料円+現地ATMチャージ なし
円=両替コストは約536円

となります。

 

クレジットカードでキャッシングする

現地のATMを利用するもう一つの方法がクレジットカードのキャッシング機能を使う方法です。

キャッシングというと借金のため拒絶反応を示す方もいるかもしれませんが、海外在住者や手慣れた海外旅行者の間では非常にポピュラーな外貨調達方法です。

仕組みはシンプルで、まず利用可能な現地ATMで現地通貨を引き出すとその時の実勢レートで日本円の借入金が確定します。

カード会社が引き出し手数料を徴収するかどうかは会社次第ですが、多くの日系クレジットカード会社では海外キャッシングの手数料を徴収していません。

少し古いですが下記リンクが参考になるかと思います。

▶海外ATM利用時にATM利用手数料を徴収しないカード会社(Yahoo 知恵袋)

その後、各カードで決められた年利に従って利息含めた金額が支払日に請求されます。

国際キャッシングの金利は利用日から引き落とし日までの日割りで計算され、多くのカードで約25〜60日ほどの利息がかかります。

【例】2,000,000 ルピア を三菱UFJニコスで海外キャッシングした場合
換算レート/1ルピア=0.001円 年率/18% 返済日/40日後
利息395円+現地ATMチャージ なし
両替コストは約400円

新生銀行の国際キャッシュカードで引き出した場合の半分程度です。仮に手数料の低いイオンカード(為替レート+1.60% )と比べてもまだ手数料が安く済みます。

筆者もキャッシング派なのですが、さらに工夫することで手数料を抑えることができます。

 

締め日を意識する

クレジットカードをすでに利用している方はご存じでしょうが、クレジットカードには月の締め日支払日が設定されています。

例えば、締め日が毎月15日で支払日が翌月10日の場合は、10月16日から11月15日までの利用分を12月10日に支払うことになります。

これをキャッシングに当てはめてみます。

10月16日に引き出した場合は支払日の12月10日まで55日経過するので55日分の利息が付きます。

一方、締め日の11月15日に引き出した場合は支払日の12月10日まで25日経過するので25日分の利息が付きます。

つまり、締め日に近い日に引き出した方が利息が下がります

しかし、これはあくまで理論上の話です。

海外キャッシングの場合は利用してから確定するまでに日数を要します。

締め日に利用したとしてもその日には確定しないので確定した時には締め日を超えて翌月分になってしまいます。

利用してから確定するまでの日数は会社によって異なりますが、筆者の経験上だとだいたい3~4日程度です。

締め日の3~5日前に引き出すことで利息を抑えられる、ということです。

 

繰り上げ返済をする

締め日を意識するよりも強烈な手法が「繰り上げ返済」です。

すでに説明した通り、引き出してから支払までの期間を短くすればするほど利息は抑えられます。

キャッシングには支払期日を待たずに返済してしまう繰り上げ返済という仕組みがあるのでそれを利用します。

  1. カード会社に電話連絡
  2. 利息計算後の支払金額と振込み口座情報をもらう
  3. 振り込む

というステップで、日本国内だと問題ないのですが筆者たちのような「海外在住者」にとって電話手続きは正直面倒です。

Skypeを使ったり安い国際通話を使ったとしても電話で手続きするのは面倒ですし、何よりせっかく利息を抑えたのに通話料金がかかってしまっては元も子もありません。

ただ、そこはカード会社も進化しています。

最近だとネット手続きだけで繰り上げ返済を完結できるクレジットカードもあるのでそちらを利用すべきでしょう。

 

日本円で給与をもらうならキャッシング用のカードを用意すべき

という流れで国際キャッシュカード派の知人と議論していたわけですが、インドネシア含めて海外駐在が決まり、引続き日本円で給与が発生する予定の方はキャッシングを利用する方が便利で得です。

すでにクレジットカードを持っている方は多いでしょうが、「キャッシング用」のセカンドクレジットカードを準備するのもアリだと思います。

海外キャッシング用のセカンドカードにおすすめのカードを2つご紹介します。

 

おすすめ1位

eposcard

エポスカード
年会費が永年無料
海外にいながらオンラインで繰り上げ返済が可能

海外キャッシング用カードといえばエポスカードと言われるほど海外キャッシングに強いカードです。

年会費が無料はもちろん、このカードの素晴らしいところは「海外にいながらオンラインで繰り上げ返済が可能」な点です。

エポスカードはネット上での繰り上げ返済サービス、Pay-easy(ペイジー)に対応しています。

エポスネットというオンライン管理サービスにアクセスし、そのサイト内で提携銀行を選択し、提携先金融機関のオンラインバンキングから振り込んで完了です。

Pay-easy(ペイジー)は大手銀行であれば基本的に利用可能です。

そんな海外キャッシングのためにあるようなエポスカードですが、一つデメリットがあるとすればATM手数料が216円(税込)かかることです。

ただ、キャッシングした後の利息を極小まで抑えることができるので一気に大きなお金をキャッシングで引き出すのであればエポスカードがおすすめです。

▶エポスカード公式サイト

 

おすすめ2位

リクルートカード

リクルートカード
年会費が永年無料
海外ATM手数料が無料

リクルート社の発行するカードで、最近クレジットカード業界の中でも評価が高まっているカードです。

年会費が無料はもちろん、このカードの素晴らしいところは「海外ATM手数料無料」を明確に打ち出しているところです。

一つデメリットがあるとすれば繰り上げ返済をする際にネットで完結ができない部分です。

海外からだと電話で確認した上で、指定の口座にオンラインバンキングで振り込みをする、という流れになります。

電話代を取るかATM手数料を取るかという選択ですが、細かくATMを活用する方はATM完全無料のリクルートカードを選ぶ方が良いでしょう。

▶リクルートカード公式サイト

 

最後に

クレジットカードは使いすぎれば癌になりますが、使いこなせば薬になります。

紛失やスキミングに対する不安もあるかもしれませんが、クレジットカードには発行した瞬間に不正利用に対する保険がついており、毎月利用額をチェックしていれば不正があった場合でも補償されます。

現金の場合は失うと返ってきません。

その辺りを考慮すると大金を持ち歩いて両替するよりも、こまめに最低限キャッシングしつつ現金少なめで生活している方が安全だと思っています。

もっとたくさんのカードを比べて選びたいという方はこちらのページが便利です。

▶海外旅行で後悔しない!おすすめクレジットカード

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