皆さんはVRをご存知ですか?
最近は日本でもOculas Goが発売されたことが一部の界隈で非常にホットな話題の一つになっていますね。
「ジャカルタ飯」内で使っている私のプロフィール画像は、中国の深圳に行った時に空港で展示販売されていたVR機器を実際に使ってみた時の写真です。
仮想現実に入り込めるこの技術は近い未来、様々な形で目にすることになるでしょう。
今回はそんなVRについて、インドネシアのAR/VR業界を牽引するShinta VRから最新のゲームがローンチされたとの情報を聞き、早速遊んできました!
2対2のチーム対戦!Mind Voke
気になるゲームはHTC Viveを使ったShinta VR作のゲーム、Mind Voke。しかもいきなり大会です。

事前のインスタグラムの告知によるとグランプリ形式で予選、決勝戦を行い一位には賞金500万ルピアを贈呈とのこと。
最初は遊びのつもりでしたが、賞金が出るとなれば遊びじゃないぜと一気に本気に。
事前にネットで登録を行い、二人一組のチームということで友人のガチゲーマーを誘いました。
場所はBinus大学の近くのWhats Upカフェの二階を貸し切り。
Shinta VRは若い社員が多く、Binusの元学生も多いそうです。
予選初日の様子はこんな感じ。

吹き抜けのオシャレなお店です。
当日は応援になぜかコスプレイヤーも駆けつけて、結構な人だかりでした。
MindVokeは2対2の対戦ゲームです。銃、弓、件の3種類の武器を選びマップ内を自由に動き回り敵チームを倒し、その倒した数を競います。
プレイの様子はモニターに映し出され、上手い人たちの対戦では歓声と拍手があがる盛り上がりっぷり。
ゲーマーの友達はVRゲームの存在は知っていたものの、実際にプレイするのは初めてでグランプリということもあり緊張している様子。
ゲーマーレベルとは言わないまでも色々なVRゲームをプレイしている私としては恥ずかしいところは見せられません。
凄まじい没入感、敵から逃げて逃げられ鬼ごっこ!
プレイの順番が回ってきました。
写真だけだと何をやっているかまったく伝わらないので、中身の映像を先に貼っておきます。ゲームはこんな感じです!
さて、話を戻します。
ヘッドギアを装着しゲームの立ち上げ画面。
360度に宇宙が広がり、広大な宇宙を金魚が泳いでいます。
この時点でVR独特の異空間に入った感動で、胸が震えました。
まずはチュートリアルを受けます。
両手に付けたリモコンは、左手で移動場所を指定してボタンを押すとそこへ瞬間移動。
右手は武器で相手を狙い、攻撃。
動き回る敵を追いかけながらバンバン撃ち込んで行きます。

接近戦が生来苦手な私は遠距離武器の弓を選択。
これは一度倒されてしまうと戦線復帰の前に再度武器を選び直せますが、
左手で構えて右手で引く動きが楽しくてずっと弓を使いました。
まずは全員小部屋からスタートし、そこから部屋の外へ出て行くと様々な障害物や高さを利用した広大なマップで相手を探し出し攻撃します。
360度の面白くも難しいところで、最初は上から敵を狙い撃ちしていましたが
気付かないうちに後ろから敵に攻撃されていたり、目を離した瞬間に姿を見失ったり。
当たり判定が結構シビアで、ちゃんと狙わないといけません。
ちょっとやっただけでやり込み要素が凄いことが十分にわかります。
お互いに距離は限られているとは言えど瞬間移動をしているわけですから、少しでも良いポジションを取るべく相手の動きに片時も目を離せません。
相手もなかなかの強者。
5分のプレイ時間はあっという間に過ぎました。
ああ、この面白さを言葉にする語彙力が欲しい………!!
と思わざる得ない程、VRゲームは実際にやってみないとその楽しさがわかりません。
すげぇよゲーマー……..
結果は私のチームの勝利。
ゴーグルの向こうでスコアが表示され目が点になる私。
敵プレイヤー 1
Kill 0 Death 2
敵プレイヤー
2 Kill 3 Death 3
私
Kill 1 Death 2
友人(ゲーマー)
Kill 4 Death 1
………………Kill 4??
「初めてなんだよね?」
という私の問いかけに
「うん、VRゲーム初めて触った。面白いね♪」
と答える友人。
ゲーマーってやっぱすげぇ!!
この友人はゲーム実況者として様々なイベントに顔を出すセミプロ的なことをしており、やはりプレイングセンスが半端ない。
始まる前ドヤ顔でVRゲームを説明していた私は立つ瀬が無くなりました。
しかし、初めての対戦でこのセンス。。。
もっとVRゲームが認知され、沢山のゲーマー達がVRゲームをやっていったら、凄いことになるのではないか?と新たな側面を発見することができました。
世界に羽ばたけ、MindVoke
MindVokeの言語は英語。
何故インドネシア語ではなく、英語なの?という答えの質問はシンプルに
世界を狙っているからとのこと。
インドネシア発のゲームは色々ありますが、VRという世界の最先端ゲームでインドネシアからとても良いコンテンツが出たことは楽しみでしょうがありません。

結局二回戦で屈辱の敗退をしてしまい、賞金を逃した筆者ですが
やっぱりVRゲームは楽しいなぁ…と再確認しました。
Shinta VRを筆頭に、今後インドネシアのゲーム会社が世界に羽ばたくのを見届けるのが楽しみです。