インドネシア/ジャカルタの生活や文化

執筆者: jakameshi

バティックは作るもの!?バティックドレス作りについていったら仕立て屋のスキルがすごかった件

2018/02/01

都市圏人口世界第二位のジャカルタ(※)には世界の高級ブランドからファストファッション、そしてスポーツブランドまであらゆるファッションブランドが進出しています。

※ちなみに一位は東京です。

消費意欲が超旺盛なジャカルタですから、セールに合わせて大量に既製品の服を買う人たちも多いです。でも面白いのが「服を生地から作る」という感覚がいまだ普通に残っている所。

今回は「モダンバティックドレス」作りについていったお話。簡単に素敵なドレスがオーダーメイドで作れちゃうんですね。

サイズが無ければ仕立てればいい!感覚のインドネシア

いきなり雑談から入りますが、少し昔飲食店でスタッフを雇い制服を準備した際の話です。

配給するズボンのサイズに悩んでいたところ、インドネシア人Managerから「生地だけ買ってプレゼントすればいいですよ、みんな勝手に作りますよ」とアドバイスをもらいました。

「マジか」と思いつつも黒いズボンの生地だけ用意し、「生地をあげるから縫製は自分でしてね!」と伝達したら全員「さも普通」に仕立ててきました。

ビルがバンバン建設され発展目覚ましいジャカルタですが、地元に根付くショッピングモールから、果ては路上の移動ミシン屋まで。目を配れば街中には「服を直したり作ったりしてくれる場所」がたくさん残っています。

既製品にこだわらず自分だけの服を気軽に仕立てられる環境は非常に素敵だと思います。「おしゃれはデザインよりもサイズ感(筆者持論)」ですからね。

 

ペアバティックという素敵な習慣

インドネシアにはもう一つ素敵な習慣があります。

インドネシア人というのは非常に家族を大切にします。何というのか「公に家族優先で動くことが当然」という雰囲気があります。

そのあらわれの一つがファミリーバティック

結婚式など少しオフィシャルな場に出ると「家族でお揃いのバティック」を着ている人を見かけます。

お揃いと言っても素敵なのが「仕立てたバティック」なんですね。同じ生地から「親父と小さな息子で同じバティック」を作ったり、「夫はロングバティック、妻はバティックスカート」を作ったり。

筆者は「ペアルック」に対して「バカップルが着るもの」というものすごいネガティブなイメージを持っていましたが、インドネシアに来て変わりました。

このように「同じ生地をシェアして作る」という話を聞いた瞬間から「親子や夫婦の絆の証」に感じ始めました。

 

今回はお試しで彼女の分だけ仕立て

前置きが超長くなってしまいましたが、このような経緯があり「モダンバティックドレス」を作ることになったのです。

「お前のバティックは作らんのかい」と突っ込んだあなた。

そうなんです。今回は、

  1. 先に筆者が素敵なバティックを衝動買い
  2. 「あ!そういえばペアバティック作るって言ってたよね」
  3. 「これと同じ生地ってありますか?」
  4. 「あった!作りに行こう!」

という経緯だったのです。

 

生地を片手にITCクニンガンを彷徨う

手に入れた生地がこちら。

購入してそのままクニンガンのITCクニンガン(モールアンバサドールの隣)を彷徨います。

別に「どこ」と決めているわけでもなく、「まぁこのモールならどっか作ってくれるとこあるだろ」というフランクさが筆者の彼女の素敵な所です。

そして辿り着いたのがこの仕立て屋、「Studio Jahit KYNITA(キニタ)」。まさに街中の縫製デザイナーさん。きっと店主がPakキニタなのでしょう。

(妖怪リス人間、ではなく彼女のプライバシー保護のためにマスクを被せているだけです)

 

その場でイラスト化

持ち込んだバティックを片手に、これと同じのを作ってくれ、と依頼します。

「OK、これだと中に黒い生地を縫い込まないとダメだね。うちにあるからそれは購入でいいですね?」などの会話を交わしながら、その場で「サッ、サッ」とデザインを起こしていきます。

そしてサイズを計測し、完成したのがこちらの仕様書。

おお…

 

精度が高いのかラフなのか筆者にはわかりませんが、なんか作れそうな雰囲気になりました。

「一週間したら取りにきてね」

ということでその日は解散!

 

いよいよ完成!

一週間どころか二週間半経過し、いよいよ受け取りに!

初めてのペアバティックへの期待、さらに筆者的には「あんなラフな絵であんな複雑なドレス作れんの?」と不安も入交ながらのITCクニンガンを再訪。

階段を下り細い路地の角を曲がると!

 

 

本日閉店!!

 

 

さすがITCクニンガン。

休みたければ休む。

真の自由がここにあります。

大手ショッピングモールのように「テナントの営業義務(毎日開店から閉店まで開けていないとペナルティ)」なんてものはありません。

そして興奮と不安はどこへやら。ある日個人行動でパートナーが受け取ってきたバティックドレスがこちら。

モデルはこちら。

そっくり!キニタすごいじゃん!

縫製もしっかりとされており、普段は厳しい彼女も大満足とのこと。

ちなみに今回かかった費用は、

バティック生地代…100,000 IDR

縫製代(黒いレース生地込)…550,000 IDR

合計 650,000 IDR(5,400円くらい)

 

キニタ曰く「このドレスの難易度は中くらい、なので費用も中くらい」とのことでした。

これが安いのか高いのかメンズの筆者にはわかりませんが、パートナーは大満足だったので。コスパは良いのかな?

 

まとめ

筆者は男性なのでドレスを作る機会はありませんが、5,000円くらいであんなドレスが仕立てられるんだったら素敵な話だなと感じます。

それにしても恐るべしキニタの技術。街中の縫製屋も侮れないですね。

頼めばこんなのも作ってくれるのかな。

 

これは難易度高、でしょうね。

と、さすがにこれは作りませんが、次回は筆者も渾身の生地で素敵なバティックを作りたいな、と思う一件でした。

店舗情報
店名 STUDIO JAHIT KYNITA
所在地 ITC KUNINGAN, Lt 1 Blok C13 #8, Jl. Prof. DR. Satrio, RT.11/RW.4, Karet Kuningan, DKI Jakarta, Daerah Khusus Ibukota Jakarta
電話 +62 21 57934586
営業時間 不明(日曜日が休みっぽい)
Web なし

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