インドネシア/ジャカルタの生活や文化

インドネシアにネコを移住させるための手続き

インドネシアにネコを移住させるための手続き

長年連れ添ったネコはもはや家族同然の存在です。我が家にもレオという名のネコがいるのですが、両親の移住に伴いこの子も一緒に移住の手続きを行いました。こういう情報は世の中の誰かの役に立つと信じているので、記憶が新しいうちに公開しておきます。

まず大前提として、インドネシアあるあるですが、州や役所や(最悪のケースは)役人によって、言っている情報がバラバラなことがあります。これはインドネシア生活が長い人ほどイメージがしやすいでしょう。そういうわけで、この記事の情報を参考情報としつつも、幅広く情報収集をして下さい。

ざっくりとした流れは、
(1)日本でネコの予防注射やマイクロチップの埋め込みなどを行う。
(2)上記をもとにインドネシアでネコの輸入許可書をもらう。
(3)日本の空港で輸出検疫証明書をもらって出国する。
(4)インドネシアの検疫所に上記の輸出検疫証明書などを提出する。
(5)この検疫所に3日ほどネコを預け後にようやく移住が完了する。

日本で事前にやらないといけないこと

チェックリスト

● マイクロチップの埋め込み
● 予防接種(猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症)
● 狂犬病の予防注射×2回
● 健康診断
● 個体情報(生年月日や名前など)の作成

それぞれを行って、英語で証明書を発行してもらう必要があります。これらの証明書に加えて、インドネシアでネコの輸入許可書を発行してもらうために以下の資料の準備もしました。

チェックリスト

● 買い主のパスポートのコピー
● ネコの健康手帳
● ネコの写真

インドネシアで事前にやらないといけないこと

ステップが2つあります。
(1)州政府にネコの輸入許可書を発行してもらう。
(2)上記の資料をもとにインドネシア農業省からネコの輸入許可書を発行してもらう。

まずは自分が住んでいる地域の州政府からネコの輸入許可書を発行してもらいます。そのために必要な書類が「日本でやらないといけないこと」で紹介した全ての書類と、インドネシア人の紹介書。この紹介書は、自分の場合はインドネシア人の奥さんに書いてもらいました。

州政府からのネコの輸入許可書ですが、発行してもらった書類を確認したら間違いがけっこうありました。マイクロチップの番号が間違えていたり、ネコの名前が間違えていたりなど。この輸入許可書に限らず、インドネシアのお役人に作成してもらった資料は、何度も見返してちゃんと正しい情報が記載されているかを確認して下さい。

州政府にネコの輸入許可書を発行してもらったら、今度はインドネシア農業省の動物局に行って、インドネシア農業省からのネコの輸入許可書を発行してもらいます。ここで新しく準備する書類はなく、日本で準備した書類と、州政府からのネコの輸入許可書を、専用のWebサイトにアップロードすれば終わりです。大体1週間くらいで、農業省からネコの輸入許可書が発行されました。

正直、上記の準備はインドネシア語が達者な人のサポートがないと至難です。自分の場合は奥さんがインドネシア人なので、彼女がお役人の対応とか書類提出を全てやってくれました。ただ、そういったサポートが期待できない場合は、もう業者に依頼した方が確実だと思います。ざっと調べた感じで、10万円前後が平均のコンサルティング費でした。

日本の空港でやること

出国前に、空港にある動物検疫所で各種の書類を提出し、輸出検疫証明書を発行してもらいます。この輸出検疫証明書は農林水産省のWebサイトから予め手に入れることができるので、記入して事前に担当に送っておくと当日のやり取りが楽になります。

輸出検疫証明書

動物検疫所では「日本でやらないといけないこと」で集めた書類と、インドネシア農業省から発行してもらった輸入許可書に不備がなければ、30分くらいでスムーズに終わります。

ここで発行された輸出検疫証明書にも記載ミスがあり、日本でもインドネシアでもケアレスミスはやっぱり起こるよねと思いました(頻度は違いますが)。つまり、発行してもらった書類は、国を問わず必ず情報の正否を確認しましょう。

ネコはチェックイン時に荷物と一緒に預けます。「あ、荷物と一緒なんだ」と新鮮な驚きがありました笑。

インドネシアに着いたらやること

インドネシアに到着すると、荷物の受け取りゲートから近い場所に我が家のネコが待機しておりました。そのネコを取りに行った際に担当の人から、「輸出検疫証明書はあるか?」と(インドネシア語で)聞かれて、それがあること、また他の書類も全て揃っていることを伝えたら、「じゃあ、検疫所まで車で送っていってあげますね」と言われて、そこまで案内してもらいました。

今思えば、特にお金を払ったわけでもないのに、なぜ検疫所まで車を手配して送ってくれたのか不思議でしたが、きっと日頃の私の行いが良かったからでしょう。

尚、空港を出る前に税関での質疑応答があり、なぜか「このネコはいくらで買ったか?」と質問されました。本当は20万円くらいで購入したネコだったんですが、高いと何か言われるかなと思い、「4年くらい前に購入したのでハッキリと覚えてないけど、確か4jt(約3万円くらい)だったと思う。」と回答したら、「そうか、じゃあ問題ないから通っていいぞ」と言われました。

スカルノ・ハッタ国際空港からすぐ近くの検疫所で、輸出検疫証明書とインドネシアの農業省から発行してもらった輸入許可書を提出し、無事に手続きが全て終わりました。事前に約2週間ほど検疫所に待機していないといけないと聞いていましたが、「3日で大丈夫」と言われました。

以上が、インドネシアにネコを移住させるための手続きです。途中でもお伝えしましたが、インドネシア人のパートナーがいない場合は対応ハードルがかなり高いです。愛猫(「あいびょう」って読むんですね。ずっと「あいねこ」だと思ってました)のことなので、確実にインドネシアに移住させたいならプロにお願いすることをおすすめします。

ABOUT ME
柳沢
柳沢
インドネシア在住4年目の日本人ムスリム。日本で10年インターネット広告代理店で働いた後にジャカルタに移住。移住後はPT. Excite Indonesiaでインドネシア語メディアの運営。その後、インドネシア人女性と国際結婚して、一緒にジャカルタで起業。詳しいプロフィールはこちら
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