インドネシア/ジャカルタの生活や文化

インドネシアで戸建てを買うときの流れと注意点

インドネシアで戸建てを買うときの流れ

今年、南ジャカルタに戸建てを購入しました。よく考えたらどういう手順で購入したかを書いておけば、その情報が誰かの役に立つこともあるかなと思って、必死に記憶とメモを頼りに再現してみます。

ちょっとうろ覚えの場所があるので、実際に家を購入する際はプロに相談しながら進めていくことをおすすめします。この記事では、ざっくりとした購入の流れを理解してもらえればと。

1. 物件を探す
日本の物件サイトと違ってインドネシアの物件サイトには情報が整理されてなかったり、古かったりします。なので、私は自分が住みたいと思う地域の物件を1つ1つ見て回りました。

2. 不動産エージェントに連絡
気に入った物件を見つけたら、大体その物件も門のところに不動産エージェントへの連絡先が書いてあるので、電話して状況を確認します。

3. 内覧
不動産エージェントに家の中を案内してもらいます。ここらへんは日本と全く同じですね。インドネシアの場合、不動産を売った後にトラブルがあっても買い手には責任が発生しないと聞いていたので、詳しい人を雇って入念にチェックしてもらいました。

4. 覚書(MOU)の締結
購入したい物件があったらNotaris(公証人)が作成した覚書に締結します。ただ、私はこの時点でオーナーについて可能な限り素性を調べました。日本でも不動産の購入は勇気がいるのに、異なる国の異なる文化の人から高額の物件を購入するとなれば尚更かなと。後述の通り、その調査も大して役に立たなかったわけですが。

5. 不動産売買契約証書(PPJB)の締結
不動産売買契約証書をNotaris(公証人)が作成し、買主と売主がそれぞれ署名します。また、契約書に盛り込まれている額の頭金を支払います。

ここで1つ失敗の共有があり、オーナーが夫婦の場合、不動産売買契約証書のサインは夫婦それぞれからもらわないといけません。ところが、このオーナー夫婦が離婚調停中で、奥さんからサインをもらえなかったんですよね。本来は奥さんからもサインをもらわないといけないのに、売主のサインだけでNotarisが覚書(MOU)をこっそり進めてしまいました。この時点で知識として持っていれば「奥さんからのサインは?」と聞けたと思います。

6. 不動産譲渡証書(AJB/SPH)の作成
買主、売主双方が署名し、不動産譲渡証書が本来は締結されるはずなのですが、ここからが地獄の始まりです。奥さんとしては「家を売るとかの前に、まずは離婚手続きの方(裁判含む)を終わらせたい」という意思があって、AJBのサインを最初はずっと拒否していたんですよね(最終的にはサインしてくれましたが)。

この段階ではもう半金を払ってしまっていたのでどうしようもなく、ひたすらオーナーをせっついていました。最終的にはNotarisから奥さんの弁護士に連絡してもらい、なんとか説得してサインしてもらって事なきを得ました。

7. BPN(インドネシア国土庁)へ名義変更申請
無事に不動産譲渡証書へ関係者全員のサインが終わったあと、名義を旧オーナーから新オーナーへの変更する手続きに入ります。尚、外国人は土地を買えないので、名義は私の奥さんの名義です。

ここでもまた問題が発生しました。オーナーが税金の支払いを滞っていて、BPN(インドネシア国土庁)が「オーナーが税金を支払わないと作業を進められない」と警告してきましたんです。これはもう事前に調べようがないので、不幸だったと言うしかないかなと。

ざっくりとした購入の流れとしては以上です。不動産売買は多額のお金が動く取引なので、もし戸建ての購入を検討している方がいたら、この記事を読んで終わりではなく、ちゃんとしたプロを頼ることをおすすめします。

ABOUT ME
柳沢
柳沢
インドネシア在住4年目の日本人ムスリム。日本で10年インターネット広告代理店で働いた後にジャカルタに移住。移住後はPT. Excite Indonesiaでインドネシア語メディアの運営。その後、インドネシア人女性と国際結婚して、一緒にジャカルタで起業。詳しいプロフィールはこちら